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空が灰色だから

だいぶ乗り遅れてるけど一気買いしてハマった漫画ひさしぶり。
一度読んだだけでは気付かないような伏線が散りばめられたりしてて、エンドレスで読み返しても飽きないから困った。
基本的にたった12Pでバッサリ終わるので想像の余地が大きく、なぜそうなったのか、その後どうなるのか、気になって気になって気になって仕方なくて仕方なくて仕方なくて、各話に一言添えずにはいられない。
ので書く!



第1話 スーパー宇佐美物語伝説

ズレ。坂口さんの認識と宇佐美が赤くなる本当の理由にズレが生じたので辞めた。

暴露療法は途中で諦めると更に症状が悪化するから、素人が安易に手を出すのはやめるんだ……。店長(その2)がコスプレで深夜徘徊してる変質者に対して、まず体調を心配するようなハイパーイケメンでよかったなあ。もしドン引かれて通報されてたりしたら、もう二度と立ち直れないぐらいのトラウマになってたかもよ。

小ネタ:コンビニで37564円も何買ったのか。



第2話 お前は私を大嫌いなお前が大嫌いな私が大嫌い

大声で個人情報をばら撒いてゲボ吐いて倒れる元友人がほんの1-2メートル程度の距離にいるのに、完全無視して何の屈託もなく笑っているのが奇妙。なぜこうなったのか原因が語られていないので想像するしかない。

タイトルをきちんと書き下すと、「お前が私を嫌っているから、私はお前が嫌い。それゆえにお前は私が嫌い」となる。もっと意訳すると、「お前は『私のことを好きでいてくれなきゃ嫌だ』と言う私のことが嫌い」、つまり依存し過ぎたことによって嫌われてしまった。これ見よがしの罵詈雑言と笑顔スルーはお互いにあてつけとして行っている、と考えるのが自然か。

もう少し希望のある解釈としては、不治の病というのが聴力を失う病気で、受験勉強云々は気を遣わせないための優しい嘘で、成績学年1位の樋本も同じ病気で、筆談に夢中で周りが見えていないとか。ちょっと苦しい。

小ネタ:お揃いのペンダントを身につけているのは今や明だけ



第3話 空が灰色だから手をつなごう 

シルバニアファミリーはあの大きさだと5000円の半額2500円ぐらいのものかな。本来の10倍経済的なプレゼントで穂は純粋に喜んだのか、小5にして親に気を遣ったのか、気持ちだけでも嬉しいと思ってしまうほど関係が完成されているのか。何にしてもこの親子なら何があっても大丈夫だと感じさせる。

幸せって何だろう。シルバニアファミリーなら不幸で、サンテンドーDSD3なら幸せなのか。
いや、未来技術持った宇宙人が現代の子供を見たら、「地球人はサンテンドーDSD3なんて糞スペゲーム機で満足してるぞお笑いぐさだぜー」とカルチャーショックを受けるぞ!
つまるところ、幸不幸を相対的に考えると、どこまで幸せを求めていっても際限がなくて、永遠に不幸でしかいられない。ビルゲイツより資産が少ないから不幸だとか、アフリカの飢餓民より食うに困ってないから幸せだとか、そんなことは考えてもしかたがないんだ。
常に宇宙人視点を持っておいたおかげで逆に助かった。



第4話 イチゴズ オブ ディスティニー  

ワンピ買おうとさえ思わなければ、ワンピ手に入ったし、お金も手に入ったし、いずれ田岡さんとは友達になってたし、後藤くんに嫌われることもなかったし、他県から来た子に対して罪悪感を覚えることもなかった。そもそも友達と恋人が欲しくてワンピ買おうとしてたのに、vs運命を意識し過ぎて見事な本末転倒。

ワンピ買いに外に出なければ会ってない後藤くんとは、今後会うチャンスが有ったのかどうか謎なので、いっそ後藤くんには「ちょうど遊びに誘おうと思ってたんだ」とか言って欲しかった。



第5話 女の中の女の中の女  

加美ちゃんは寸胴可愛い。 

付き合っちゃえばいいのに付き合わないエンドは頻出。10・11・20・23・54話あたり。例外は既に付き合ってる30話、付き合って即別れる41話。
いっそ実際に内臓ぶちまけることで久我が初めて加美に性的興奮を覚えて加美歓喜、というオチもそれはそれで美しい? 誰もが考えるというか、初期ネームでは轢かれてたとかありそう。

確かに見えないものが見たくなるという考えにもとづく先輩の理論は一見正しく思える。しかし現実には内臓で興奮するのは相当な特殊性癖であるのはなぜか。
おそらく見ようと思えば見れるけど見れないというのが重要な要素なのだろう。ある程度対象に肉薄しなければ想像力は働かない。
外見上は何も変わらなくても、はいてないという事実だけで興奮するのはそれだ。皮膚で覆われている物を見ようというのはあまりにハードルが高すぎる。



第6話 今日も私はこうしていつもつまらなさそうな顔してるあいつとつまらない話をして日を過ごしていくのだ  

なんでもない日常回かとおもいきや。
鳴田の回想中にも「そばで見てるだけの鳴田」は存在しているんだけど、上手い事覆い隠されてるんだよね。

鳴田と真あおいで名前が同じというのはちょっと偶然にしてはできすぎているので、鳴田が妄想で自分の設定まで書き換えたとすればさらなる狂気が垣間見える。
しかしどうもあおいは本名らしい。むしろその偶然があったからこそ、ここまで狂ってしまったと考えるべきか。

ところで真あおいは大人しそうな顔して、かなり攻撃的な物言いをするところがちょっとこわい。
鳴田あおい視点では何が真実で何が妄想かは全く区別できないことから、鳴田あおいの愛が重すぎて鬱陶しいと感じた慶太が真あおいと共謀して、鳴田あおいを精神異常者に仕立てあげたと考えることも……。



第7話 ひとりぐらし 

ギャグテイストでハッピーエンドだけど、裏にあるのはネグレクト問題。
ポルターガイストが豪快だったり、愛情が他人に向くのを妨害したり、冗談のような要求に言われるがまま応えようとしたりするのは、どんな手段を用いてでも気を引かなければ死んでしまうという恐怖の経験ゆえ。

小ネタ:「女の子を部屋に誘える冬コーデ」「女の子が好きな10の言葉」



第8話 星畑珠姫高校2年生17歳 華村奈々美高校2年生17歳

たまには何の変哲もない日常回。セリフにセンスが溢れているのでそれだけでも楽しい。
この話が開始すると同時に鬼ヶ原がこの場に発生したかのようなやりとりはやめろ!



第9話 夏がはじまる

「でもこういう風に 1対1とかなら けっこう喋るー」「あはは あるある で 調子乗りすぎて すべって嫌われる っていう」「あるあるあるある!」(第46話)

本当は男だと言われることを気にしているのに、女らしく振る舞おうとしない右澤さんにも責任の一端はある。しかし、一旦定着したキャラを突然逸脱して、「似合わない」とか言われることのほうがもっと恐ろしいのだ。まだ本気出していないだけだから、という自分に対する言い訳に縋りたくなるのも仕方ない。

小ネタ:東中学の名札、付けてる人と付けてない人がいるのはともかく、付けてた人が突然外したりまた付けたりする怪現象がよく起こる。
ゲスト:中田・霜神冬花(第17話) 



第10話 奴を見てる私を奴が見てる  

2P目ぐらいで「逆に主人公がストーカー」というオチは予測できるのだが、そこから更に二転三転する予測不可能な展開。読んだあとでタイトルを見返すとしっかりネタバレしてることがわかる。
ストーカー同士のカップルってストーカーが幸せになれる唯一のパターンなのではないか。案外付き合い始めたらストーキングが意義を失って物足りなくなるのだろうか。これで良かったんだ……。

男の方は目立ってストーカーと言える行為が「好みのタイプを調べあげた」ぐらいしかないし、牛乳飲んで背を伸ばすというファンタジックな努力から、さらっと整形までしちゃう覚悟まで、自分磨きにかける姿勢は見習うべきかもしれない。



第11話 生きるということ

確かに三大欲求の中で食欲だけはオープンにしてもあまり怒られないふしぎ。7つの大罪に「暴食」「怠惰」「色欲」が含まれている一方で、「腹が減っては戦はできぬ」「寝る子は育つ」「ぜったい遵守☆強制子作り許可証!!」と言って欲を推奨することもあるしな。社会のあり方に依存する部分が大きいのかな。

きっと松井くんにとって、「今度2人でごはんを食べよう」は「今度セックスしよう」よりも重いんだ……。
呼吸も欲求なので、松井くんが進化したら女性が息をしているだけで興奮できるようになって、とりわけ恥ずかしいから息を潜めている女性を好むようになるに違いない。



第12話 ガガスバンダス

最も解釈が難しい話。ぱっと読んだだけなら、何の意味もないことをさも意味ありげに話しているだけともとれるが……。
黒コマで世界を区切ると、以下のように変化している。
世界 燐苗字 燐組 燐服 燐髪留 心リボン  心ギザ歯  愛髪留  愛服  薬局 看板 店名 ゴミ収集日
1 三本 3くみ 3つ葉 1 フード閉じ ウラワ 相田 radFood's 
2 三元 2くみ 2つ葉 2 フード開き ウラタ redFood's 
3 三下 4くみ 1つ葉 フード無し ウライ 愛田 rodFood's 


4は1と同じ。
「ぷかぷか」は最初と最後にだけあることからも、ループしていると考えられる。

ガガスバンダス概要
ガガスバンダスとは、記憶を保持しつつ微妙な世界線移動を伴う過去へのタイムリープをする遊びである。ただし、大切なもので炊くと自分自身もガガスバンダスする前まで戻ってしまう。すなわちその時点で再び大切なものでガガスバンダスする運命が決定し、結果として永遠にガガスバンダスし続けるループの中に閉じ込められる。





第13話 僕の家の隣の家のお姉さんは  

僅か2ページの間に記憶違い・コップ倒し・植木鉢倒し・忘れ物とドジっ娘要素がふんだんに詰め込まれているが、初見で何気なく読むとスルーしてしまい、テンパった時以外はしっかり者の姉という印象を受けてしまう。見せたいものを目につきやすくするのとは逆の意味での視線誘導の存在を実感できる。巧み。



第14話 おはよう

挨拶を無視し続けた結果、完璧に仕上げてきた日に限って挨拶してくれなくて絶望、もっと早く決意していれば……というバッドエンドに考えが及んでしまう。
無視され続けても挨拶をやめない女子小学生のガッツがすばらしい。女子小学生イズ天使!

おはよう!トレーニングは2時間で1500回。1回5秒といったところ。
「おはよう」でなく「ありがとう」に変え、更にもう少し時間を増やして15時間ほどを注ぎ込む。これを5年ほど続ければ、音が音速を超えて、音を置き去りにしそう(聞こえない)

ゲスト:竜二(第32話)



第15話 ネガティブスリーパー

常に汗困り眉笑い口の璃瑚奈ちゃんはネガティブ可愛い。
ネガティブっていうか、自己正当化力強すぎというか。親近感ありまくる。

小ネタ:テストの裏に落書きという驚きの平凡さ 
デイ・アフター・トゥモローと羅生門が同じカテゴリ



第16話 金魚

23話36話などでも出てくる、感情と表現は全く分離しているという問題。
おそらく一番の動物好きは川本で、うさぎの死を最も悲しんだのも彼女だけれど、仮に悲しいと思ったとしても、それを他人に伝えようとした時点で、それはなにか別の感情に変質していて、伝えることは既に不可能になっているんだ。だから表情は何ら意味を持たない。

しかし表情は重要な非言語コミュニケーション手段だから、社会動物である限り避けて通れない。たぶん金魚にはなくても、うさぎぐらいになればあるはず。人間同士の表情は普段から当たり前のように読み取っているけど、実際の所すごく微妙な変化だから慣れがないと認識できないだけ。視覚が正常でも脳の顔領域が機能障害を起こすだけで表情がわからなくなったりもするし(相貌失認)。

川本両親は「何でこんな感情のない子に育ってしまったんだ!」と責任の擦り付け合いの喧嘩→「せめてこの子が自立するまでは理想的な親であろう」と仮面夫婦化する流れを踏んでそう。

ランチュウははるか昔の推理クイズ本で大金の隠し場所として使われてるので知った。基本団地住みが多い空灰では珍しい金持ち描写。
一軒家住みは意地でも出してこないけど。たぶん恭平や紺田ぐらい。



第17話 こわいものみたさ

正体のはっきりしないものを恐れるって、恐怖の本質だよね。
この話では冬花だけでなく、読者までをも巻き込んで得体のしれない恐怖を残した。この恐怖から逃れた勝ち組はこの世で前園さんただ一人……。

いや「とれちゃった」のはそこにおいてあった人形のパーツか何かが取れただけだし、その時にたまたま前園さんの携帯が壊れて、次の日にたまたま親の仕事の都合か何かで転校して、たまたま担任がそれを伝えるの忘れてるだけだし、何も怖くないよ。

ここの見開きで特に顕著だが、人物のデフォルメきつくて可愛らしいのに反して、背景の緻密さがキチガイじみてるのが世界観の不穏さを煽る。
背景の看板とか注意書きにやたらとネガティブな表記が多いのもそう。

ゲスト:霜神冬花・中田(第9話) 人をからかって遊ぶ側からツッコミへと回ってるのでだいぶ雰囲気が違う。「それはルビーのようだね」とか謎例えをかます余裕はどこへ。



第18話 信じていた

ツンデレの現実。
コミュニケーションというものは難しい。これでもかというぐらい相手を思い遣って懇切丁寧に説明しても、全く意図が伝わっていない、ということすらある。当然、逆のことを言ったのに、勝手に相手がすべてを察してくれて、本心が余すことなく伝わっているなんて、あるわけないのです。

涼がリハビリについて周囲に説明していなかったことにも原因はあるが、努力を言いふらすのも変な話だし、千恵が裏でえげつないことを考えていようが、実際に涼の才能を信じて応援しているのは事実だし、不幸なすれ違いとしか言えない。

「私本当に最低だなすまんかったなじゃあ明日も試合がんばれよ!」が色々詰まっててきつい。応援したいが、許してもらえないことがわかっているから言い訳もできず、自分を責めるのみ。



第19話 黒

珍しく非現実的な話と見せかけて、ほんの少し光が漏れてることから、一応漆黒の闇に囚われた的なファンタジーではないもよう。
ビール飲んで倉庫入りは本人の推測にすぎないから、後頭部殴打で記憶を飛ばしつつ拉致監禁されたとするのが現実的な線か。

かなり異常な状況にもかかわらず、助かった後の恥ずかしさなどを考慮しているあたり、相当正常性バイアスに支配されている。現実を思い知った瞬間に血の気が引く感じ。
こうして人は危機感を失い命を落としていく……。



第20話 星畑珠姫高校2年生17歳 華村奈々美高校2年生17歳 鬼ヶ原樹里子高校2年生16歳物語II

初続き物。ズレズレズレズレズ。

つまり珠は華村(ほか)が好きで、華村は三波くんが好きで、三波くんは珠が好きと。
いいサイクルだ。逆三竦み!
しかし珠は三波くんが嫌いで、華村は珠に嫉妬となると、この3人はずっと一緒でいられるのだろうか。



第21話 こんなにたくさんの話したいことがある

普通に変な喋り方が気持ち悪がられる(タダシくん) 調子に乗って距離感を測りかねてスベる(夏がはじまる) 親友になれるかと思ったら向こうから見ればモブ友人Fぐらいの立ち位置だった(大久保さんの大冒険) という阿部式バッドエンドフラグをすべて叩き折った完全無欠のハッピーエンド。この二人の出会いには奇跡を感じざるを得ない。

話したいことが多すぎる&女神級包容力の聞き上手、という組み合わせがうまく凹凸に嵌った形ということに加え、二人とも情報を付加して文を装飾していく傾向を持ってて、似た者同士でもあるんだよね。「濃い墨色の髪に黄色く映えるイヤホンで」とか。
その辺が城田さんの広い交友関係をして、唯一無二の親友にまで至った要因でもあるのかなと。

ダメじゃないよと言う前の城田さんが感じたのは、不破さんの個性を殺そうとする世界に対する怒りか。

ゲスト:雨宮京(第23話) お調子者の中田くん(第9話・第17話) 文字のみだがサブキャラ最多登場



第22話 ニッポン嗚呼、人情カツアゲ障害ウルトララプソディ  

空灰強さ議論最強候補筆頭脇野和気和気子。(対抗:黒江)
冒頭のニュース、手の怪我、気持ちの良い返事……これはやり慣れてる。

人間誰しも「ここまでは大丈夫」という線引きをしているもので、おおまかに言えば同じだから、原理的にこうするのが正しいからといって、行く所まで行く人間はなかなか珍しいのです。
不良は警察のお世話にならないギリギリの範囲というものを知ってるから、悪と断じるには及ばない「不良」なのであって、正当防衛の粋を超えたり(過剰防衛)、勝手にお金もらっちゃったり(強盗)は、相当ネジの外れた人間の所業。

小ネタ:謝礼の95割をさり気なく訂正。
ゲスト:宇佐美文(第1話) 



第23話 わたしたち

金魚と同じことを逆アプローチで、伝えてしまうタイプの人間側から。
阿部ちゃんは普段から「こんな鬱漫画描いてる人は普通じゃないよね」とか言われてそう。でも漫画というフォーマットにそって表現ができる時点でかなりまともだよね。

好意丸出しの女の子はウザかわいい。黒目の面積が他キャラ比100倍ぐらい違うけどかわいい。

ゲスト:城田瑶・不破詩音(第21話) 絵のタイトルのセンスが雨宮節



第24話 世界の中心

無機物から髪が生えてるのってなんか気持ち悪い。

180頁の超大作エロ漫画なんか描いた日には聖書とかぶってないか心配で眠れなくなったりするし、実際パクリかオマージュかパロディか影響を受けただけかの線引きって難しい。
同一性ってどうやって判断するの。裁判官の主観に任せることしか出来ないのか。






第25話 黴春

首長族。

小谷さんは志村くんに片思いしてるくせに、誰でもいいみたいな嘘を平気でつく女だ。気を持たせるようなことをしているのも原因なのに、勘違いするほうが悪いみたい空気にして自分だけ被害者面するんだ。諦めずに再度アタックしたところで、しつこく付きまとってくるストーカー認定されるに違いないんだ……。(第41話へ続く)

小ネタ:ちょいちょい茶々の発言に傷ついてる風太
ゲスト:小谷(第41話)・円良子(第32話)



第26話 世界は悪に満ちている

妙に肉感的なマジカルラブコスプレババアアン。

本当に世界は悪に満ちていないのだろうか。悪事は闇に紛れて行われるもので、そら白昼の往来をパトロールしても悪が見つかるわけなんてない。
それ和気和気子の前でも同じこと言えんの?

カレーの懐の深さは異常だが、流石にウェルシュ菌は入れられない。中卒で5年の空白期間があってコスプレババアとして悪名高い人間を受け入れられるほど社会は甘いのかどうか。
まあもしかしたら杏奈は世の中を甘く甘く生きていける特別な人間かもしれないし……。あんなどえらい格好で人前に出ても平気なくそ度胸があればどうにでもなるか。

小ネタ:不良の前ではカル坊の裏声演技を忘れる



第27話 4年2組熱血きらら先生  

きらら先生は子供に個性が存在することまでは理解しているのに、大人しいなりの立ち位置を確立して生きることも出来る、ということは理解できないゆえの悲劇。歪んだ善意は生半可な悪意よりも恐ろしい……。
こういう自分の中の価値観を普遍的なものだと盲信して優劣をつけちゃう人、割と現実にもいるわ。
水恐怖症の生徒をただのカナヅチだと勘違いして川に突き落として殺す教師のコピペを思い出す。

どうにかきらら先生には制裁を加えたいが、恥を恥とも思わない人間だからラストのような行動が取れるんだろうし、精神的に追い詰めるのは難しそう。
やっぱり無能な働き者は処刑するしかないんじゃないか。命かけるって言ったよね?

ゲスト:おは幼女(第14話)



第28話 歩く道

最初はまんざらでもなかったのに、本田くんが壁の向こうの現実と同じく中身の無い人間だと見抜き、凄まじい勢いで興味を失っていく加藤さん。
歩くの速くて置いてけぼり→「彼女いるの?」コンボはやめてあげて!

ゲスト:ほんとに流行ってる個性的なストラップ(第29話)



第29話 少女の異常な普通

執拗に手を洗ったり確認をせずにいられないのは強迫神経症の症状だし、大垣内は普通じゃないよね。

一見オチでこの大垣内の異常性は棄却されたかのように見えるが、単に新たな多数決が行われて、田中佐藤側が迫害される側に回ったに過ぎない。
ラストの満面の笑みと、その直前のしてやったりの笑みが怖い。

普通とは一体なんなのか。普通から外れる人が存在している時点で、その普通はもう普通でなくなっているのでは……。
「この程度の常識も知らないのか」とか言って訳の分からないごっこ遊びを押し付けるのとか、そういうのむっちゃ嫌いだわ! 宇宙人に笑われる!

ゲスト:高野(第1話) あんまりイケメンじゃなくなってる



第30話 選択する私と選択しない私を選択する私と選択する私と選択しない私を選択しない私の選択  

無限に存在する分岐世界の中で、選択によって生まれた唯一の世界の尊さ、一つの世界しか生きることの出来ない恐怖、みたいな。
我々はいつだって。全身タイツで落涙のていでアリスを熱唱しながら盗んだホッピングで世界の中心エアーズロックで盲導犬募金のボランティアを始める自由と始めない自由の内から、始めない自由を選択しているわけで、自我のコントロールがすごい人生を歩んでいるのは奇跡に近いのだ……。
それに比べたら寺尾さんは、待ち合わせ場所に来た時に「セイントアタックどーん」とか言ってはっちゃけることは疑問に思わないくせに、カラオケでははっちゃけないとか、分岐ポイントの設定がまだ少ない。もっと一瞬一瞬を大切に。

タイトルはどこで区切ればいいのか。改行で区切ると(選択する私)が2回出てくる4択となって変なので、「<{(選択する私と選択しない私)を選択する私}と{(選択する私と選択しない私)を選択しない私}>の選択」か。 
つまり2つの選択肢①「選択する・しないのどちらかを選ぶ私」②「選択する・しないのどちらも選ばない私」のうちどちらかを選ぶか、ということで、2段階ほど先の分岐を見越して今の選択をするという意味? 



第31話 嘘つき

私は精神年齢低いから恭平に共感できてしまう。
社交辞令ってなんなの。「また今度ね」なんて口に出してしまったら、それから先死ぬまでに一度は会わないと嘘ついた事になってしまうのよ。次いつ会うのか予定を決めておかなくていいの。決めておかないと仮に相手がその約束を破った時に徹底的に糾弾して精神的に追い詰めていくこともできなくなってしまうじゃないか。なんのために交友関係を築いているのかわからない。

小ネタ:唐揚げ(うんこ)



第32話 衝動でございます

不真面目とはどういうことかがわからない委員長は真面目かわいい。
しかし頼まれたからって夏休みの計画表を他人の分も勝手に書いて提出してるんだよね。来海なら「それじゃお前のためにならないからちゃんと自分でやらなきゃ駄目だ!」→「真面目だなー(イラ)」 ってなってるだろうし、これは不真面目じゃないか。あとは見返りを要求するぐらいしておけば、それはもう立派な不真面目人間になれた。

ゲスト:今崎・中浦(第39話) 竜二(第13話)



第33話 あの子の脳はあの子の眼球に僕が映った時にあの子の視神経に視覚情報の僕を通わせてちゃんと視認しているのだろうか

オチ前まではどんな質問だろうとベストな回答に思えるのに、見事に唯一不正解になる質問で裏切ってくる。
別府さんが聞いて回ってる時の反応が若干不自然だが、男の趣味がえげつないとかいう意味でいいのか。好意的な印象持つだけで人格が疑われるって、橋野キモがられすぎ。

しかしリアルな話では別府さんの考えは間違っていて、橋野は恋愛なんて興味ないという態度を偽り続けなければ別府さんの幻想は保たれない。つまりどうあがいても付き合うことは不可能なので、大して不幸な出来事ではなかったと考えるべき。

ゲスト:木崎師匠・よっちゃん(第35話) 翻訳されているだけで本当は登場人物みんな関西弁のはず



第34話 スカートで隠した

波岡さんの乱暴な言葉使いとブチ切れた表情は魅力的。嫌々ながらも自分からスカートをめくらせる許可を与えるさまはエロい。
それにしても汚い膝裏くんかくんかしたいフェチズムとはマニアック……。



第35話 別に大丈夫やけどな
 
関西人だからってみんな面白いわけじゃないし、黒人だからって100M10秒切れなくても努力が足りないわけじゃない。

小学校の頃1年ぐらいだけ関東に引っ越してた同級生、帰ってきたら標準語になっててなんか気持ち悪かった経験を思い出した。向こうでどんな学校生活送ってたんだろうか。

誰にでも別け隔てなく話しかけるリア充のメンタルの強靭さは凄まじい。凄く仲が良い人とあんまり仲良くない人(いじり対象)を露骨に区別しても平然としてるからな。気まずく思わないんだ……。



第36話 ただ、ひとりでも仲間がほしい

来生さんは普通のどこにでもいるメンヘラでしょ。病んでるって言われてまんざらじゃなさそうなところが普通って感じだよねー。
空が灰色なのでも合わせると、むしろ普通過ぎることが個性となってかわいい。

来生さんが裸足で逃げ出すレベルの佐野さんだって、真のきょう気を持ってるかどうかなんてわからない。愛智のように見えないものが見えてるのかもしれないし、来生さんのようにただ自分に酔っているだけで、更なるきょう気に出逢えば失禁して気絶するのかもしれない。
ちょっとすきっ歯でギョロ目でハゲだけど、普段はそれが恥ずかしいから隠してるだけの普通の女の子だよ……。





第37話 私が守りたかったもの

越後ちゃんかわいい。クソ真面目な子が恥ずかしがりながらも自主的に全裸になろうとするなんて背徳感! 斎藤くんだって全裸ニーソ逆立ちボイパ鼻ほじ謝罪を見たかったはずだよ。勝手に魅せられても困るだけだとか決め付けるものじゃない。
問題の本質が純粋な2択なら、自分に利益がある方を選んだ上で、明確な根拠に基いて選んだと思いたくなるのも仕方ない。そう信じたほうが得だからという理由で判断を誤ったってのは進撃でエレンも言ってたな。

駒林は妙に斎藤くんの肩を持っていたが、猫はただの口実で、斎藤くんを家に呼びこむのが目的だったのではと邪推してしまう。越後ちゃんの全裸を見せたがらなかったのもそれで……



第38話 噂によると世の中は甘くないらしい

「~したい」って長期的な願望を述べるときにも使うものだけど、「死にたい」だけは何故か「じゃあ今すぐ死ねよ。死ねないならお前は生きてる価値のない嘘吐き野郎だからやっぱり死ねよ」みたいな返しをされやすいよね。消極的自殺願望というものぐらい持ったっていいよね

「世の中甘くない」もこの前提がまずありきで、この言葉を正しいものにするために、あえて世の中を厳しくしている人がいると思う。もっと楽しよう。



第39話 世界一我儘な私から世界一ブスなお前に

友人のために社会通念を無視する勢いの怒りをぶちまけるお話好き。
今崎は語彙の少なさを指摘されていたけど、おっさん目の前にすると「ゲス」「黴菌」「残飯屋の銀蝿」など罵詈雑言がスラスラ出てくる。おそらく「ブス」は言葉の意味を深く捉えない小学校時代から言い続けているから、単に挨拶と同じ習慣と化しているだけで、暴言としての意味を持ってるわけではないのだろう。本心では悪くいうことが出来ない。

小ネタ:とばっちりで停学の平口哀れ



第40話 マシンガン娘のゆううつうつうつうつうつうつうつうつうつうつうつうつうつ

言ってからあとで後悔することあるよね。個人的にはむしろあの時あれ言っておけばよかったって後悔のほうが多いか。

仲良し3人組にも色々苦悩があるのだなあ。
アスカは茶化して雰囲気を保ってるけど、実は本気で傷ついていて、牛島は話を遮られてイラっとしてるかも。
鬼ヶ原はお花畑を演じているが、イライラが募ると毒舌モードになってしまいあとで後悔している。華村は嫉妬狂い。
美緒は翔の奇行とリコナの言い訳癖に辟易してるし、翔は(第50話に続く)



第41話 長い黒髪の乙女の長い話

つながりが多い回。ボケの突拍子もなさが普通のギャグ漫画っぽい。

(続き)寛太がバイに走った選択の正しさについて
7月20日 寛太の告白が行われたのはこの日で、さっさと恋人作らないと変なのに絡まれて面倒だという思いが小谷に生まれ、それが彼女を告白へと駆り立てたのでは。
7月21日 ただの同級生をふたりきりの部屋に入れてベッドに並んで座るというナチュラル八方美人ぷり。
7月22日 美容院の予約をすっぽかす自己中心さ。
7月25日 話をよく聞かずに怒り出す傲慢さ。
7月26日 さんざん家に上げまくっておいて髪は切らせないし、祭りに誘われた理由がわからないという白々しさ。
7月27日 不在着信うざさのためだけに親に金を出させる身勝手さ。
8月12日 こんな状況でも他の男に目移りする気の多さ。
志村くんは髪フェチだったからじゃなく、いきなり約束を破ったことが許せなかったのかもしれないだろ!

ゲスト:眼鏡店長(第1話) イケメン店長よりイケメンに
甲子園1回戦敗退チームの長身のエース(第18話) 千恵に見る目がなかったのか。それとも、まだ来年もあるし、エラー連発する弱小チームを甲子園に連れて行ったという功績はプロから声がかかるに十分なものか。



第42話 漏らしたくない

名前・髪型・髪色・学校・尿道口の緩さなど沢村さんにそっくりなおねしょ沢さん。異次元に取り込まれ消滅した沢村さんの転生した姿という可能性……。

2人が付き合っているという情報は漏れ漏れだっただろうか。自分から恋愛の話を振っておきながら2人の関係性については言及しないという行為が、巧妙な迷彩となって情報を隠蔽していたように思える。エレベーター乗る前の話?



第43話 膨らんだ

最後まで読んだ後だと「私に弟はいない」という独白が重い。対外的な嘘にまみれているだけでなく、自分の心すら偽ろうとしている。
しかも部屋は写真ベッタベタで過去の栄光は忘れられないという。

弟と買ってきたゲームをする予定⇔一昔前のパーティゲームしかない
この対応関係もなかなか。



第44話 私と私で私のまっぴるみにトートロジー

起きてる間に聞いてた音が逆順で夢の中に出てくる話。
全体的にイ行で韻踏みまくりの言語センスだけを純粋に楽しめるが、他人の夢の話ほどつまらないものはないので興味が持ちにくい。

阿部ちゃんはやっぱり不破ちゃんと同じくゴリゴリのジャパニーズヒップホップが好きなんだろうか。クロスオーバーザンのニトロやブラックギャラクシー6のギドラって、NMUやキングギドラのことなら趣味合う。



第45話 名乗る名もない

アネゴの卑屈な笑みが忘れられない。
王道ならアネゴが光生に懺悔、一念発起して返り討ちにされるも、光生には見直されてハッピーエンド、というところ、ここで終わるのが空灰的。
「勇気を出せ」とか口で言うのは簡単だが、出来ないものはどうしようもなく出来ないんだ。大見得切った小学生に目撃されて生まれる自尊心さえも、クソの役にも立ちはしない。

憧れの存在だったアネゴが、自分を鍛えていたのではなく、自分より下の人間を作ってストレスを発散させていたにすぎないことを知った光生は何を思うのか。
明日からは卑怯者のレッテルを貼られ、更に苛烈を極めることが予想されるいじめに対し反抗する気力は残っているのかだろうか。

あとアネゴは自身の性的な価値を取り戻そうとしていたように見える。
全裸に剥かれて貞操の危機→「誰か犯してやれよ」「こんなブス金もらってもやりたくねーよ」「だよなー」\どっ/→暴力へ みたいないじめがあったことが想像される。

小ネタ:「ゴミ 虫けら 生きてて楽しいのかお前」(2回)



第46話 初めましてさようなら

幽霊に遭遇することよりも幽霊として存在することのほうが恐ろしいよね。干渉することが出来ない世界の中に意識だけが永遠に閉じ込められるって、もう他人を怖がらせて遊んでる場合じゃないよね。

オチはメゾンドジサツと同じなので予想がついてしまうが。死んでた方がハッピーエンドに思えるという不思議な感じ。



第47話 アリス14歳乙女座の告白

ひどい妄想狂だなと思っていたら、案外現実に基いて組み立てられた妄想で、現実が妄想に侵食されるかのような奇妙な感覚にとらわれる。

その点だけで見れば、いっそ現実の方をファンタジーな世界にして、実は主人公はごくまともな人間という構成にしてしまえばギミックが映える気がしたが、空灰のテーマには反する?



第48話 幸福パンデミック

死をあれだけコピーペーストできるなら体力余ってるだろ。挨拶を無視してご機嫌ななめ演出とは随分ご機嫌そうだな。

ハッピーハッピーハッピークラブは非常に宗教じみていて気持ちが悪いのだが、それがいい方向に作用することもある、というきらら先生の成功パターンのように思えた。やらない善よりやる偽善というか。

俊哉が部長を褒めてるシーンのせいでNTRエンドを予想してしまったので、部長がちゃんと流々香の好意に気付いてサポートしようとする人間らしい心も持っていたことにびっくりする。
しかしなんやかんやで俊哉と部長がくっついて、流々香絶望のサークルクラッシュというフラグも残っているね。(崩壊させたがり)





第49話 不謹慎なそれ

唯一背景以外に女キャラが全く出てこないホモ回。
ん? 今何でもするって言ったよね?

携帯カメラ・コンデジ・フィルムカメラとえらいゴリゴリのカメラへとグレードアップしていってるし、もう少しで専用の写真室を建造して二眼レフになっていた。



第50話 おはようございます!自分やる気あります!

ドキキン。
リコナちゃんがどんな屁理屈かましても、結局は翔の掌の上じゃねえか!
(続き)翔は全部わかった上で正しい方向へ導いてあげているのでは。帰り道で別れた瞬間から真顔になってリコナちゃんのネガティブ傾向と真人間化策について考え始める。



第51話 飛んで落ちて死んで

自分は日陰者の虫けらで、友達は太陽で、それなしには生きられないけど、下手に近づきすぎると死んでしまう。適度な距離を保っておくしかない。

友達関係の優先順位に関する圧倒的差異。向こうから見ればたくさんの友達のうち一人なだけで、悪意があるわけではないんだけど、ぼっちはリア充の八方美人にすがるしかないから辛い。 
友人の友人と一緒にいるのも気まずい。友人に先に帰られたりした日には……。

小ネタ:メールだとテンション高い



第52話 僕と交流しよう

ショタコン。性別逆にしたら完全に犯罪です。
どうしてもゲームが今すぐ欲しいのはプレイしたいからじゃなく、最初からクリスマスに間に合うようプレゼントしたかったからなんだね。オエエーっ。



第53話 私を許して

「じゃあ許さなくていいよ」ははっとさせられる。相手が許しを請わないなら、許さないことに意味がなくなるんだ。
「許さないから殺す」と宣言して、許されないと困る状況に無理矢理持っていくことも可能だけど、それも戦闘力で相手に勝っていないと意味が無いし。
許さないことを許すというのもまた寛容の精神……。

小ネタ:卒業式で写真は思ってただけで約束してない



第54話 負けず嫌い

洗剤はまああれぐらいの量なら大丈夫だと思うが、アレルギーは普通に死にかねないからやばい。4コマは本誌で苦情が来たのを受けて描いたんじゃないかと邪推しちゃう。

封印していた左腕(10年間捻挫してたのか?)を使う意味も、最後の一口を無理矢理食わせる意味もわからないが、当人らは満足そうだからいいのか。。



第55話 さいこうのプレゼント

聖子:咲村にコブラツイスト→蝿のたかったお守り(肉片?)
秋奈:咲村に尻を掴まれる→ラブレターのインク
委員長:咲村の肩に手を回す→カルシウム毛髪クッキー
優美:咲村のネクタイを掴む→材料調達に苦労した特性チェアー (優美は陸上部・黒江の驚異的脚力)
そして「先輩を殺して家に飾りたい」という願望を持った黒江の家に呼ばれた咲村の運命は……

直接的なグロが描けない少年誌で、いかにぞっとするホラーを忍ばせられるかというチャレンジのような話。
普通に1回読んだだけじゃ仕掛けに全く気付かなかった。的はずれなツッコミによって完全に意識を誘導されるし、普段から特に何も起こらないギャグ回もあることも隠蔽策として効果的に作用してると思う。

汗光る肉体を美しいと感じたのに殺しちゃっていいのかは疑問。単に濡らせばいいのか?



第56話 お兄ちゃんが

もっとポジティブシンキングして「頭がおかしくなってても直樹お兄ちゃんは直樹お兄ちゃんだったんだ!」でもハッピーエンドになるはずだから気の持ちようだな。

しかしこいつは本当に直樹なのか。
直樹説:鞄を持たずに学校に行くぐらい頭がおかしくなった。母親も彼の介護をしている内におかしくなり、普通だと思い込んで放任するようになった。
直樹でない説:直樹宅を自宅と言ったのは偶然。ピンチに身を挺して助けてくれたのは偶然。
彼のセリフが全て無意味なせいでどっちとも取れる。直樹でない方が若干現実的だが、この話が「変な奴に絡まれただけ」ということになっちゃうのが。



第57話 マルラマルシーマルー

○ラ○シー○ー効果だよ!
こんなのでもみんな地区一番の一高生。

筒さんは良い子。お母さんに暴言という確固たる超えちゃいけないラインを持ってるのもそうだけど、あの状況で大鬼怒さんを持ち上げる謙虚さはとても真似できない。まーちゃんみたいに意地でも間違いを認めさせたくなる。

イイハナシ風に終わってるけど、諸悪の根源はこのお母さんなんだよな……。ほんとに洗脳だよ。
たとえ間違っていても叱られないために、間違いを認められない。頭が良いって褒め方で育てられたために、頭が良い自分にしか価値を見い出せなくなり、努力することなく結果のみを求め、カンニングしてでもテストで良い点を取ろうとする。
杏奈母みたいに適度な放任も必要。そうすれば子供は立派な中卒コスプレババアに育つのです。

小ネタ:スマホを「猿用の安物」と言いながら自分はガラケー
「殺してやる……」→「今すぐ死んでやる! お前たちのせいだ!」 一瞬で妥協



第58話 私のルール

わかっていてもそうせずにはいられない、強迫神経症の描写がリアル。
鞄を置かせたのは手を繋ぐためだし、ただの綺麗好きと勘違いされちゃうのは見え張って重度の強迫神経症と言わないからだし、触っただけで蕁麻疹出されたらショックだし、黒木くんは悪くない。

「好きな人になら汚されてもいい」
「あっ わかる。1週間風呂に入ってないおっさんは気持ち悪いけど、1週間風呂に入ってない美少女はくんかくんかすーはーすーはーしたいよね。オレも変態!」



第59話 歩み

ほんの1ページの描写で水戸に友達がいなかった理由がよく分かる。距離感測りかねてグイグイ行ってしまうタイプ。
でも唐井は騙してる負い目を除けば、川江鈴田グループに居る時よりも居心地良さそう。水戸を見てれば、カースト最底辺にいるのが恥ずかしいから自分を殺してでも金魚の糞化する、なんてのは馬鹿馬鹿しいと思えたはず……。はずなんだ。それでも抗えないのが現実。

水戸は本格的な将棋盤買ったんだろう。距離詰めまくり。
対して唐井は水戸を歩とは呼んでなかったと思う。「歩って呼んで」と言われてからは、水戸さんとも呼ばずに二人称使う発言を避けてたと思う。

2人は将来的に友達に戻れるのか。
仮に川江鈴田に逆らえなかったから仕方ない、という前提を共有した上でも、唐井は裏切れなかったし、水戸は裏切ってもらえなかったことに変わりなく、しこりが残る。
「許してくれ」じゃなくて「許さないでくれ」ってところにそれが表れてて、一生引きずりそうな感じ。

バッドエンドは逃げってよく言われるけど、どうなんだ。この話をハッピーエンドにするのって簡単で、唐井が勇気を出して川江鈴田を殺せばいいだけ。その場合でもこの話が伝えたいことって何も変わらないよね。
よりテーマが効果的に伝わると思われる方を選べばいいだけじゃないか。攻めのバッドエンドは必要とされている。










以上様々な方向性の話が混在した59話。
気になったので独断と偏見で各話のエンド種を分類して数えたところ、ハッピー23・ノーマル13・バッド23だった。とてもバランスがいい。

もっと読みたかったが、1話完結を週刊連載で続けるって相当大変なことらしいし、完結はやむなし。
今後は更新頻度低いもののほぼ空灰要素を受け継いでる死に日々に期待。
BG6とちーちゃんも単行本出して欲しい。

以下自分の中ランキング
[空が灰色だから]の続きを読む
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  1. 2013/09/28(土) 01:02:38|
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コミックギア終了のお知らせ

まあそりゃそうだろうけれども、2号で完は切ないな……。
おつかれさまです。
  1. 2009/12/22(火) 22:38:04|
  2. その他漫画
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WJ・YJ・BJ・SQ・WM・YM・近麻辺りを一通り読んだ

一番面白かったのはムダヅモ無き改革。


賽を振って目が出る

ヒトラー「ロン!」
ベネディクト16世「ぐわー」

点数移動

首脳陣「これが……神々の麻雀(ラグナロク)……!」


いや、せめて配牌ぐらいしろよ!
この漫画はどこまで行けば気が済むのだろうか。もういい加減インフレも限界だろうと思ってるのに、毎週毎週ちゃんとインフレが進むのが恐ろしい。
アニメ化が楽しみだ。
  1. 2009/11/02(月) 23:00:51|
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今更コミックギア感想

買った以上は感想書かないと損みたいな謎の衝動に突き動かされて、書き辛い面があったり散々各方面で言われてるのと同様の感想だから特に意味は無かったりするけど、敢えて。



コミックギアは雑誌の連載陣が全員同一の仕事場で描くという、ヒロユキ提案の新しい手法を用いた漫画雑誌。でも実は雑誌じゃなくてアンソロジー。

とりあえずこれ。各漫画のコマ数を数えてみた。比較対象として現ジャンプ連載陣中最も内容が無い漫画として名高いBLEACHも数えてみた。
見開P数 : 純粋な見開きP数(必然1回に付き2P)
準見開P数 : 複数コマを用いた見開きP数
1コマP数 : 準見開きP数 + コマ=ページとなっているP数
gear.gif

恐るべき事に、1Pの平均コマ数は全ての漫画において2.5~3.5コマで、雑誌全体で総合すると3コマ。これは最近のBLEACHの75%という脅威的な数字だ。
また全ページ中の見開きの割合は全体で20%にも及ぶ。これも週刊連載で言えば、雑誌中の全ての漫画が見開きを2回用いるという尋常ならざる事態。
そもそも雑誌丸々一冊のコマ数を数え上げるのが大した苦痛でない時点で何かおかしい。

とにかくびっくりするほど内容が無い。
別に見開きは効果的に使ってるなら全頁見開きだろうが4P見開きだろうが文句は無いんだけど、この場合何でも無い場面で無意味に見開きだから、本当に強調したい場面の時どうするんだと思う。

確かに、表紙裏でヒロユキが「キャラの魅力」と「読み易さ」に拘ったと語っており、ストレスを感じない漫画を意識している事は分かるが、ここまで行くとストレス以前に全く何も心に残らない。ストレスを与える漫画の方が、人の感情を揺さぶっている点でまだ価値があると思う。
興味持ってない人に流し読みさせるのが目的とかならともかく、こんなマイナー誌相当な漫画オタしか手に取らないだろうに、一体誰がこのコンセプトに付いて行くというのか……。

冗談抜きで「コミックギアを読む時は部屋を明るくして出来るだけ離れて読んでね」という注意書きが必要に思える。画面が把握出来ないから。


前置きはこれぐらいにして各漫画についてひとことずつ。

スーパー俺様ラブストーリー(ヒロユキ)

不器用なラブコメ。
珍妙なタイトルは一周回って良し。
超金持ちで超出来る男だけど、女の子とまともに話せないという主人公のキャラは、恋愛的観点でプロレタリアートの人間の共感を誘えるので、嫌味ったらしさが解消されてる。雑誌目標の「魅力的なキャラ」であるかどうかというと厳しいが、そんなに悪くない。
ヒロインの方は何の変哲も無い黒髪ロングで、見開きで登場したところで一目惚れの説得力に欠ける。男喋りだから個人的評価は高いが、でも結局ToLoveる展開だったのでとても残念な事になっていた。


マシンガンソウル(じゅら)

武器使えない傭兵アクション。
リアリティ重視かと思いきや、銃撃による負傷を根性論でカヴァーしてしまうほどに主人公がすげー頑張ってるけど、傭兵なりたい!だけじゃ説得力不足で感情移入出来ない。


大魔王ザキ(若林稔弥)

悪人主人公のファンタジー。
ただ主人公が悪いだけという、何処に行こうとしているのか分からない漫画。
おじいちゃんのツンデレが魅力なのか。


ゴーストラッシュ(ユーゴ)

潔癖症の対霊バトル。
主人公はもっと突き抜けたキレ方をしても良かった。何にしても俺様と大魔王とキャラ被り気味なのが辛い。
あとはS主人公がMヒロインを虐待する事で悦びを得る人を引き込む為に、不快に思われないラインを見極めるのが重要かも。


GoodGame(友吉)

eスポーツ普及漫画。
一番有りだと思ったのはこれ。
パンチラはいただけないけど、可愛らしい言動は全部打算で実はドSのヒロインが個人的に良かったってのは置いといて……。
プロゲーマーという職業はゲーム好きなら少なからず関心を持っているはず。何千何万に1人の才能と努力が要求される、特に生産性の無い娯楽って点で一般のスポーツと何ら変わる所が無いのに、日本ではやたら蔑まれるのは理不尽だし。取材に基いてディープに展開すればきっと興味深い漫画になる。
ただし、実際ゲームをやる場面でオリジナルのゲームを提示したくせに、内容について表層を上滑るだけの説明しか為されず、全く主人公の凄さが伝わってこなかったとか、そもそも連打の才能とかじゃなくゲームの超絶的才能って万能過ぎるんじゃないかとか、問題は色々とある。
主人公が共感を誘えるように彼女いない歴=年齢でニートのダメ人間にするってのは俺様と同手法だけど、正視に耐えうる画面にする為にイケメンにならざるを得なくて悲壮感が漂わないのがファンタジーだ。


ヒヨコと道化と不思議の町と(とりねこ。)

少女漫画的メルヘンファンタジー。
個人的にそんなに好みじゃないが、とりあえずほのぼのする。
世界観に大きな可能性は見えるので、今後の展開でそれを生かして行ければ有りかも知れない。


デスハート(佐藤ユーキ)

生き死にの懸かったラブコメ。
設定だけを見たときに一番惹かれるのはこれなんだけど、内容の無さがヒロユキに迫る勢いで、これだけページがあっても、設定から予想される以上の展開が無い。
そんだけ数撃って尚当たらないなら好い加減諦めて良いと思うけど、そういうわけにもいかないんだろうね。


アシュラ(櫻井マコト)

担ぎ上げられギャグ。
これ系の展開はエリートヤンキー三郎やら、ちょっとずれるけどデトロイトメタルシティやらで遣り尽くされている感がある。強いて言えば女主人公は独自性だが、むしろ制約にしかならない気しかしない。


プリンセスサマナー(九品そういん)

萌え系でカードバトル。
カードに関して厳密な独自ルールがあるわけでもなく、そのまま有名所から流用してるだけなので、飽くまでカードは補助手段として人間関係中心に描くのかと思いきや、そうでもないようで不安。
まあ遊戯王も社長がすごいぞカッコいいぞーと言ってる時はこんな感じだったけれども……。



総じて
まず展開密度を今の倍にした上で、細かい部分に手直しを入れれば、ギリギリ漫画として成立して、オタ系の雑誌の巻末辺りに載ってても良いかも知れない、と思えるのが「GG」「俺様」。未知数が「ヒヨコ」ぐらい。
バトル系はこの内容の無さだとエアギア並の画力無しには立ち行かないと思うんだけど、流石に無茶だ。

どうもヒロユキが統括する事によって全体的にヒロユキセンスが蔓延して、通常雑誌以上に没個性が激しくなっている。ヒロユキ漫画大好きなら読んでも良いかも知れない。でもそれならやっぱり実体験に基いて描いてる(はずの)ドージンワークとかを読んだ方が……。
コンビニに並ばないからまず立ち読み出来ないし、これに600円も出すのは辛過ぎる。

結局ヒロユキは何がしたいんだろうか。採算取る気あるんだろうか。単行本出すつもりなんだろうか。
WEB漫画連載でヒロユキの趣味ですって言われたら大納得するのに。見開き無駄遣いしてもあんまり紙面勿体なくないし。

一応、編集の存在って大事なんだなーってのと、人気雑誌に載ってる漫画家ってすごいんだなーって事を再確認出来たから読んだ価値はあったかな……。
漫画って作劇やら作画やら台詞回しやら演出やらコマ割やら、とんでもなく多岐に渡る才能を全て要求する恐ろしい創作物だと思うんだ。アニメなら何百人がかりで作るところ基本一人で全部やるわけで。


という訳で、第2回は無い。
オワリ。
  1. 2009/09/06(日) 19:15:37|
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ムダヅモ無き改革(1)読んだ

バカだ。とんでもなくバカだ。清々しいほどにバカだ。

まず第1話からして尋常ではない。
小泉純一郎がジョージ・W・ブッシュに点F-15(千点につき制空戦闘機1機)という民間人の及びもつかないレートで勝負を挑み、配牌一向聴・聴牌などは”国家頂点レベルの豪運だから当然”という現実的には有り得ない理由で処理され、最終的に窮地に追い込まれたジュンイチローは中張牌を切り飛ばして一瞬で幺九牌を無理矢理掻き集めて国士無双十三面待ち(ライジングサン)のW役満で逆転勝利するという、無茶苦茶な展開。

しかしその出落ちとしか思えないような第1話さえ、後の展開の前振りでしかないかのように、僅か数話にして加速度的にインフレが進行し、その狂涛逆巻くような勢いは全く衰える事が無い。

以降、金正日が仕向けた暗殺者を麻生太郎が逆スナイプしたり、点テポドンにより発射されたミサイルをジュンイチローが神風特攻で阻止して記憶喪失に陥ったりするという、最早麻雀だか何だか分からない作者の命が心配になるようなネタを経て、1巻最終話。

青天井かつ、イカサマ防止の為、”豪盲牌”(牌の表面を思い切り擦って無理矢理白にする)を用いると爆発する劣化ウラン牌使用ルールで勝負を挑むウラジーミル・プーチン。ジュンイチロー得意の国士無双は青天井では高得点が望めないので不利に思われたが、爆発に根性で耐える作戦によって豪盲牌を敢行し、天地創世(ビギニングオブザコスモス)=字一色・三暗刻・四槓子・嶺上・ドラ72=140符102翻=90,865,195,024,359,483,499,283,685,761,351,700点を叩き出しジュンイチローは勝利する。

なんだかもう突っ込むのも野暮に思えてくるが、とりあえず、さっきまで監視カメラ付けてイカサマの監視とかしてたのに、わざわざ爆発という証拠を見せ付けている上に白が13枚増えているという、あからさまなイカサマが何故咎められないんだ。爆発に耐えればイカサマじゃないのか。
そして確かこの点数は近代麻雀のランキング企画で過去最高あがり点に輝いていたと思う。どないして破れっちゅーねん。

ここまでいくとギャグという次元を超越して、荒唐無稽さの中に含まれるある種の熱さに惹かれてくる。
素晴らしい。


作者の大和田秀樹って、関節技(サブミッション)で戦う魔法少女もの描いてた人か。なんか納得した。
  1. 2009/03/13(金) 23:47:19|
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ジャンプSQ4月号感想

一度書くとまた次も書きたくなりかねないという自分への首締め。ちょう遅筆なのに…。いや今回限りだよきっと。
今月というか全体的な感想のウェイト大きめ。

新テニスの王子様(許斐剛)

すごく好きだけれど実は前半の方を読んだこと無い上に、完全に私の読解レベルを越えた展開しか存在しないので、実際のところ私に語る資格は無いと思う。まあでも書く。

「中学生が50人…」という台詞を見た瞬間、50人もの罪の無い中学生が尊い命を落としてしまったのか…一体どんな悍ましい殺人テニスの使い手が現れたんだろう、と思った。誇張でも何でもなく本気で思った。しかしこんな意味深な台詞をページ跨ぎで書いている時点で、その程度の想像が喚起されることは意図されていても不思議ではない。それ程にテニプリは可能性無限大の強大なポテンシャルを有している。実際は高校生選抜250人に中学生が50人追加されるという意味だったんだけど、もうページ捲るの怖い。
そして缶倒しを通じての青学メンバーの圧倒的実力描写(と地味に外してる海堂描写)を経て、突然のテニスボール250個落として拾えなかった奴は帰れというウルトラクイズ的展開。どう考えてもテニスの実力関係ないと思うけど、そんなことは些細な問題で、主催者が楽しければそれで良いんだろう。
めいめいの狂気的特殊能力でボールを捕りにいく中学テニス勢。金太郎とか跡部とかの無駄な努力からすると、もう高校生の為のボールが殆ど残っていない気がする。中学でもこんな化け物が揃っているなら、高校テニス界には一体どんな魑魅魍魎が跋扈しているのかと恐怖して然るべきだが、実はこいつらが異常過ぎただけなのか。
いや、既存のキャラを立てるにしても、実際問題高校生をそんなに簡単に噛ませ犬扱いして大丈夫なのだろうか。まあそんな展開の心配なんてするだけ無駄なんだろうな、うん。

機巧童子ULTIMO(武井宏之/スタン・リー)

私にとって最も不可解な10週打切りはユンボルなので、これも嬉しい新連載の一つで、実際とても楽しんで読んだ。そして2話読み終わってから原作者が別にいることに気付いた。しかもスタン・リーとは、スパイダーマンにX-MENにハルクにファンタスティックフォーの原作者らしい。私はアメコミには暗いので良くは知らないが、とんでもない大御所なんて騒ぎじゃないんじゃないか。SQにはそんなところから引っ張れる力さえあるのか。普通に武井先生が書いてもおかしくない感じの話だから全然気付かなかったよ。

内容としては、正義と悪はどちらが強いのかというドストレートに普遍的なテーマながらも、それを二体の人形として具象化し、本気で斬り込んで行く姿勢は、逆に挑戦的で面白い。
また、時代劇かと思いきや突然の現代への時間軸移動、登場から間もないにも拘らず重要キャラの死亡ともとれる描写と、展開もダイナミックで飽きさせない。
主人公の無鉄砲さも天晴れで良いキャラだし、1コマしか出てないヒロインも可愛いと思う。
今のところ特に不安要素もなし、今後も期待。

血界戦線-魔封街結社-(内藤泰弘)

TRIGUN好きだ。これも良い短期集中連載。
1ナノ秒で大殺戮という常識を何段階か超越した強さのスケールなど、節々に中二病的な様相を呈しながらも、巧みな世界と人物の描写により、陳腐さを感じさせない。
そして、どうしようもない危機的状況に瀕しているにも拘らず、キャラクター達は敵味方とも、シリアスな中にもどこか呑気さが漂っており、飽く迄も日常を謳歌しているかのような、そんな楽しげな雰囲気がある。見事な内藤節の炸裂。特にあれだけ大騒ぎしてのオチが蚤をぷちっと潰して終わりという点でそれが如実。みんなバカ過ぎて素敵だ。

エンバーミング-THE ANOTHER TALE OF FRANKENSTEIN-(和月伸宏)

武装錬金も好きだ。
ただこれは…。丁寧に描こうとしている感は伺えるが、如何せんやってること地味な回が多すぎて煮え切らないという印象が強い。もうちょっと能力バトル漫画であることを生かして画で魅せていく感じが欲しい。かなり長期的な視点があるのかなー。ジョン=ドゥまで出てくればもう少し良くなるかも知れない。

どうでもいいけど、ヒューリーとピーベリーって字面が似過ぎていて瞬時に区別出来ないから、無意味に読者に負担を強いている気がする。対して、女性らしさが溢れたエーデルという名前と、英国伯爵って雰囲気のワイスという苗字が合わさってエーデルワイスになるというのはセンスフルと思う。

そのエーデルが序盤にして死んだことにあまり意義が感じられなかったので、関係キャラから彼女に纏わるエピソードを補強していけそうな今月の展開はまずまず。

ギャグマンガ日和(増田こうすけ)

月ジャン生き残り組の中で唯一読んでた。抜群の安定感。
今月は子供避けを目的として真っ赤に塗装した剣山を設置するのが脈絡皆無過ぎてすごい面白い。

魔法の料理 かおすキッチン(服部昇大)

なんで読んでるのかよく分からないが、まあ軽く読めるし悪くない。
往年の少女漫画を作者の奇妙なセンスで表現するというある意味メタギャグ。
だが基本的にはビーフネスさん萌え漫画で間違いない。

まつりスペシャル(神尾葉子)

少女漫画を読む機会がさっぱり無いので、折角有名っぽい人が描いてるんだから触れておこうと思って読み始めたのだが…。現状批判目的でしか読めてない。
超絶イケメンがうんたらかんたらなテンプレとしか思えない物語基本構造に加えて、メインに据えたプロレスの描写にやる気が皆目感じられない。少女漫画をネタにする漫画と一緒に連載していて良いのか。

今月もプロレス描写に疑問。これも詳しい訳じゃないが、プロレスファンというものは八百長というか台本の存在は完全に承知した上で、プロレス観戦を楽しんでいると聞く。それは完全なるショービジネスと言うのも微妙に違う感覚らしい。だとすれば、八百長許せないみたいな主人公の物言いは、逆にプロレスラーやプロレスファンに対する冒涜に当たるのではないかと思う。
それに何故客の8割がが常勝無敗の人の方でなくよく知らない女子高生に賭けてるのか全く理解出来ないが、とりあえずお金貸したのに返してもらえないから仕方なく試合依頼したのに甚大な被害被ることになった借金取りの人達可哀想。
これSQの女性人気に貢献してるんだろうか…。



読んでるのはここまで。
あとは、
続投なので入り辛かったCLAYMORE・ロザリオとバンパイア・テガミバチ。
期待していたけどかず先生の悪い部分が出過ぎている感じがして2,3回しか読めなかったLuck Stealer。
面白いけど普通に小説の方を読めば良いんじゃね?と思った屍鬼。
人気あるっぽいしプッシュされてるし客観的には面白いと思うけど若干ノリについていけない感じの貧乏神が!。
とかそんな感じ。残りは知らない。

そして何よりも読み切りのクオリティが平均して高いし、良い雑誌だなーSQ。
  1. 2009/03/05(木) 18:48:55|
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ジェヴォーダンの獣やってた

シルバースキン!
  1. 2009/02/21(土) 04:35:33|
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DEATH NOTE見てた

お父さん格好良いなー
  1. 2009/01/10(土) 00:01:43|
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W豆田一

うすた京介の読み切りが面白かった。面白かったというか個人的にすごく好きと言うべきか。
私はどうも甘酸っぱい青春物語に弱い。二度と味わうことの出来ない世界に対する憧憬が強いんだろう。もやしもんの学園祭編でも同じような感覚に陥った。
こういった作品において、ネガティヴィストの間では見ると現実とのギャップを感じて鬱になるという感想が取り出されることが少なくないが、私はこれを世界とは切り離して考え、完全な現実逃避手段として確立する傾向がある。、秒速5センチメートルや耳をすませばは冷めた視点で見てしまってあまり思うところがなかった。

うすた京介はギャグ漫画家というイメージが一般には持たれているが、短編集のチクサクコールを読むとストーリーものを書きたいという意向が読み取れるし、また実際そういった作品の構成力は中々のものがある。
武士沢レシーブが恐らくギャグ一辺倒の脱却という意味があったであろうが、ギャグ方向への傾きが大きかった為に読者の求める作品像もギャグへと偏り、ストーリーが求められていないところにストーリーを入れてしまったのが、打ち切りという結果を生んでしまったのだと思う。
最近はちょくちょく読みきりでギャグ以外も描くということが認知されてきているので、その方面での活躍にも期待したいところ。

もうちょっと内容に触れよう。
作中問題が出されるのだが、学校一の秀才がSEND+MORE=MONEYで躓いたところに違和感があったので、これは解けない振りをしているんだろうと思った。
これ理詰めで解けるよね。4桁+4桁=5桁となるとき答えの10000の位は必ず1でS+1=OからS=9が…、いやそんな汎用性に欠ける解法は美しくないから駄目なのか。
どんな場合でも解ける方法を考えてみた。これでどうだ。
IWAV0055I Java Bean more.money started with the main method
9567
1085
10652
うん、やっぱり美しくない。ファイル読み込ませようとしたところでめんどくさくなってきた。
  1. 2009/01/07(水) 23:59:15|
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PERSONANT

古味直志は相変わらず良い読み切りを書くなあ。
ダブルアーツも読み切りとして設定だけ提示して内容を描かなければ良漫画だったろうに。妄想欲を駆り立てる意味で。

この漫画における仮面を被るという行為は、現実世界に即して考えると服を着るのと同義と考えられ、全体を通してその点で置換可能であることを意識して更正されているのを感じる。
仮面を強制的に外して素顔を描写するという何でもなさそうな事柄によって、公衆の面前で服を脱がすという雑誌の購買層的に描けなさそうな事を暗黙的に表現する斬新なエロ漫画なんだ。後半ヒロインがずっと全裸同然であると思うともうまともな目では読めない。
大体隠しているからそれは興味や神秘や羞恥の対象になりうるわけで、もし実際現実で服を着ることが禁止されたらどうなるかと考えたら、おそらくそう時間もかからずに順応するものだと思う。どこかの国で店内で全裸になったら割引とかいうサービスを始めたら、むしろ服を着るのが恥ずかしくなってきたとかいう話を聞いたことがあるし。

惜しむらくはバトル的展開が余計という点だ。どうも編集部の意向とかではなく、作者はバトルを描きたがっている節があるが、あんまり向いてないと思う。
  1. 2008/11/04(火) 05:14:51|
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