FC2ブログ

劇場版忍☆忍2ミリ雑感

果たして狂気とは何なのか……。
正気かそうでないかは所詮相対的なものに過ぎず、みんながみんな変態と言われるような世界にあっては、正気こそが狂気に成り得るというお話。ではない。



・白髪の男
過去尊敬していた先輩の夢を見るなどして精神が不安定だったところに死んだはずの先輩本人が現れた為、まともな世界の創生の為に変態は殺さなければならないという極端な思想に感化されてしまい、忍者学校から失踪を遂げる。忍者学校は雪かきの時期で大変だったので全力で探すも見つからず。最終的には主人公や他の忍者族の介入により、殺害それ自体が狂気的でまともである事を放棄した考えだと思い直し、先輩に対峙する。
という感じか。最初に現れたときはまだ先輩だと認識してなかったから、失踪が時系列敵に矛盾してるけど、その辺は仕方ない。

にしてもこんなキャラだったっけ……。流石に助けてもらっておいてその態度はひどいと思う。嫌々とは言っても助けられたのは事実だし、TPOを考えて礼を逸しない発言をすべき。
一応先輩の影響で変態に対する憎悪が高まり過ぎていたと好意的に解釈しておく。


・先輩
いつの間に名前が決定されたのか気付かなかった。流石忍☆忍。
でも忍者というより陰陽師という気がしてならない。

一旦コレクション化された人間は自然の摂理に従って死ぬべきという考えは全く正しいんだけど、コレクション化からの完全復活を遂げたネクロフィリアの男の弟が存在する以上、助かる道はあるはずだからそう安易に殺す訳にもいかない。
なのに、「変態だからって殺すのは良くない」と声高に叫びながら、みんなして全力で殺しにかかるのはあんまりにもあんまりだと思う。
元はと言えばコレクション化を目論んだ八角形会議の議員が悪いんだから、そいつを引っ張ってでも連れて来て思考を戻してやるのがベストなはずなんだよ。何らかの要因で実際にはそれが無理だとしてももう少し努力する素振りぐらいは見せるべき。

そしてそれ以上に雲の王国の人達は不憫。突然登場したかと思ったら、突然襲撃されて、以降完全無視されるとか……。支配するとか言う話はどこへ行ったんだ。


・主人公
レッドとブルーを非恋愛対象と斬り捨てたのは多少意外。
飽くまで人間の女だけを愛するのが信念なのか。確かに人外の女まで範囲を拡げると本当に収拾がつかなくなりそうだからそれはいいとしても、幽霊の少女にも言い寄ってた以上、一言で割り切れるような問題でもない。
一体主人公は女性の何に対して価値を見出してるかって事だよ。どうも生物学定義での性を絶対視している傾向があるように思えるけど、ならXX染色体を持ってさえいればそれでいいのかと言えば(ルコンを女と認めたことからしても)そうではなく、恐らくもっと感覚的で曖昧な価値基準があるはず。
思うに、女性であるか否かという問題は結局のところジェンダー(社会的性別)の問題に帰着するから、レッドとブルーは式神どうこうに関係なく、やはり女性と見做されるべきなんだ。にも拘らずこの二人よりななこを優先した事は一種の徴候と思えてならない。
だって生々しい事を言えば、ななこにしたって所詮男であるななこの父がやる事をやったから生まれただけの存在に過ぎないんだよ。でも主人公はそれに衝撃を受けてななこの事を嫌いになったりしないだろう流石に。まあ孤児であるななこ出生についてはまだ謎に包まれてるから処女懐胎やキャベツ畑の可能性も否めないけれども……。
要するに主人公はさっさとななこ一筋になってやれとという事です。
今後、性同一性障害の男や女に対してどういう態度を取るのかとか気になる。体は女で心は男でかつホモという二重に捩れて普通に戻ってる人とは何の問題もなく両思いになりそうだ。髪縛り男はこれに近い事をやってたな。

・ななこ
前回のバルーンスカートと言い、劇場版になると普段より私服が可愛くなるななこ。意識しておめかししてるんだっけ。
今回はヒロインなのに他の忍者族と同等の順当な活躍しかしてないのが残念ではあるけど、細かい部分でいくらか良かった点はあった。
口では斬るとか言いつつ、何だかんだでやっぱり同棲生活してるし、常に主人公の後ろ付いて行ってるし。
主人公を殴るネクロフィリアの男を止めようとしたり。
主人公がやられた時の叫びの演技がすごく切実に聞こえる。

・巨人
おめでとう!
単に活躍しただけで呼吸困難になるほどに興奮してるのには笑った。巨人が主役の映画とかあったら開始五分ぐらいで死んでしまうんじゃないだろうか。
確かにこういうスカッとするような格好良い活躍は随分と長らく見てなかったから気持ちは分からないでもない。下手したらムッシュ戦以来とかかも。

・ピンクのおっさん&眼鏡の青年
ドS病ってピンクのおっさん以外を罵っても症状を抑えられないんだっけ。ピンクのおっさんが死ぬと自分も死ぬんだとしたら萌え病やせんべい病とは悲壮感が段違いだ。あんだけ罵った直後にまだ咳してるし、他者の副交感神経系優位状態認識における生理機能影響症より辛いかもしれない。
眼鏡の青年はそうせざるを得ないからいつもピンクのおっさんを蔑ろにしてるけど、実は心の中でピンクのおっさんの存在に感謝してるんじゃないのかな。そしてピンクのおっさんはそれを分かった上で罵られやすいように敢えて変態的行為に走ってるとか。
なんだかピンクのおっさんが良い人に見えてきた。に組の団長は死ね。

・教頭先生
こんな人にまで出番が与えられてる今回の脇役救済ぶりと言ったらないね。
よく校長先生にくっついてたし、雰囲気的にもこのネーミングはぴったりだ。ネーミングって言うかただの役職だけど。

・雪かき
今回のキーワード。サブタイの直訳が細氷の暴動だからすごくあってるような気がする。
雪とか積もってないからその設定は無茶だろうと思ってたけど、実際あの場面はそういう風にしか見えなかった奇跡。
ラストは戦闘終了後すぐにみんなで雪かき合戦したのかな。



総じて
白髪の男と先輩の過去と結末はシリアスストーリーとして悪くないんだけど、前回ほどのドラマチックさが無くて意外性に掛ける。
特に後半(巨人活躍で満足して以降)
映像を無視してる部分が多いのが気になる。服を置いていった意味とか、判子みたいなアイテムの意味とか。口パク傾向も強め。
あとキャラの移り変わりが激しすぎて散漫とした印象の割に、みんな同じことを主張しすぎてくどい。
真っ直ぐな想いでさえあれば何でも許されるって訳じゃないと思うんだ。
CA330368.jpg
こんな感じ。

暴論
白髪の男の話とかどうでもいいよ! もっとななこを出せ!

第3弾に期待しよう。




・OVAについて
内容はジャンプフェスタで放映された映像で、以下の二つ。

BLEACH Memories in the rain:ジャンプフェスタ2004=アニメ放送開始1年前
BLEACH The sealed sword frenzy:ジャンプフェスタ2005=インテリ野郎が初登場した辺り

厳密には、TV放送版未登場のキャラを先立って登場させてたりするから、上記の時期にやると問題あるんだけど、今なら何の問題もなし。
要は気が向いたときでおk。

あとBLEACH カラブリ! 護廷十三屋台大作戦!ってのもあって、公開はジャンプフェスタ2008=153話と154話の間だからちょうど今なんだけど、これの収録DVDは映画第3弾前売り券(ローソン限定)orDVDBOX(完全生産限定15000セット・3万円)の特典で、単体DVDとして発売してない為にレア度が高く、ネット上には上げられてない……と思う。私も見たことない。
スポンサーサイト



  1. 2010/01/10(日) 06:52:25|
  2. 忍☆忍感想
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0