とある魔術の禁書目録
第6話
ドラゴンブレスに触れたら大変なことになるよと警告があった上で、そこら中にドラゴンブレスが漂ってる状態で無警戒に突っ込んで接触、の流れは良く分からない。実は気をつけてるので大丈夫だったとかなら分かるんだけど、これじゃただの馬鹿じゃないか。
記憶が消えたと見せかけて、実は消えてないと見せかけて、やっぱり消えてたは予測不可能で一本とられた感はある。主人公ヒロイン二人揃って記憶喪失はある意味新しい。
吸血鬼を殺す血の存在が吸血鬼の存在を証明するって、熊の存在が鮭の存在を証明するみたいな話じゃないだろうか。進化の過程で対抗手段としての獲得はもちろん有り得るが、偶然の可能性も同じぐらいあると思う。
炎の人には是非とも緑化運動家の人がおやめくださいと泣きついてくるまで手紙を書き続けてほしい。生涯を賭ける覚悟が必要そう。
第7話
記憶喪失だけど記憶喪失じゃないように振舞うのはどう考えても無理がある。綿密な事前調査によってバレないようにするのかと思いきや、全部アドリブで乗り切るつもりらしい。流石に周りの人は気付いて欲しい。かといって完璧に記憶を再現出来るほど調べたら記憶喪失の意味がなくなるし、結局よく分からない設定だ。
炎の人ヘタレに加えてロリコンって、どんだけ愛すべき駄目なおっさんキャラ属性身につければ気が済むんだ。
血流して倒れてる鎧を見てロボットと言い張る主人公に違和感。活字をアニメ化した際に起こった齟齬かな。
第8話
ゼンゼン言ってる人はなにをどう考えた結果その喋り方を貫こうと思ったんだろうね。
やっぱり自分の信念に拠って錬金術師に従ってたはずの巫女さんが、主人公の舌先三寸の説得に軽く影響されるのが頂けない。
成功したと失敗したの違いしかないと言うけれど、遠藤さんの弁を借りれば、失敗していたら野茂はウスノロ、羽生は根暗、イチローはいけ好かないマイペース野郎なわけで、その違いは大き過ぎる。まあこれは自嘲なんだろう。
第9話
口に出したことをそのまま実現よりは無敵でないのは良いが、思ったことを具現化というのははいまひとつ定義の厳密性に欠けて、能力バトルにはそぐわない。人間の思考プロセスが現実空間で表現出来るほど単純には思えないのが原因か。
錬金術の人は世俗を離れたから知らないとかそういう問題じゃなく、そもそもインデックスを手元に置かずに研究に没頭していたのが変だ。今回インデックスがここに迷い込んだのは偶然以外の何物でもないじゃないか。もっと言えばインデックスが記憶喪失するたびにパートナーをとっかえひっかえする必要性も謎だ。
炎の人が弾け飛んだのに復活してたから、右腕も無事なんだろうと思ったら、切れたけどくっついたらしい。科学の発達振りから言ってその程度は出来てもおかしくはないが、今後大怪我してもどうせ治せるんだろうという思いが先行して緊張感が損なわれるかもしれない。というか腕が無くなったことによって相手が強気になる可能性を考慮すると腕は死守すべきだったと思う。腕が切れるという衝撃的な出来事に全く意味が感じられない。
第10話
腕切断やら自販機キックなんか最近の規制事情からするとNG出そうだが意外と大丈夫なんだ。
短パンチラとか縞パンチラとかはあざとい。
自分の言動をいちいち描写しないと喋れないのは錬金術の人の比じゃない鬱陶しさ。そしてこれを受けての主人公のツッコミが一人称がどうとかかなり細かいところに向かったのが異常。得意なしゃべり方の人間が普遍的に存在する世界観と捉えるべきなんだろうか。
第11話
とりあえず疑うべきは死んだのは妹ではなく姉の方という可能性ではないか。何かにつけて主人公の行動が最善行動と思えなくて困る。その割には遠くの暗闇の中にある靴とか気付き得ないものに気付いたり。これはちょっと違和感ある演出だったから伏線かもしれない。
ベッドの下に隠れたら偶々秘密が判明するのはご都合主義感が拭えない。
アクセラレータの能力はなかなか面白い。触れてから跳ね返してノーダメージということは、能力発動は任意に行うだけでなく、何かが触れた瞬間に発動するように設定しておくことも可能ということか。主人公が殴る以外の攻略法はぱっと思いつかないし、その方法でさえアクセラレータがイマジンブレーカーについて知ってたら寄せ付けない戦いをするだけでどうにもならなくなるし、確かに最強っぽい。
第12話
物語進行速度が緩慢になりつつある気がする。
ただひたすら死ぬことを否定するだけの主人公がひどい。この場合代替案を持ちかけるのが筋だろう。方法が思いつかない場合ただ妹の方を虐殺させるだけの結果に終わるわけだし。しかし主人公だけが良く分からない切り口で正解にたどり着くという理不尽。
第13話
主人公のアイデアはレベル0の自分が一方通行さんを倒せばあいつ弱いんじゃね?とみなされて実験中止されるというもの。そもそも能力バトルというのは相性に依るところが大きく、単純に数値で測れるものではない。その中にあっても相性を無視できる能力無効化能力というものは最強といっても過言ではないと思う。つまり超能力の強さをレベルで表して主人公をレベル0と認定しているのは二重におかしい。
これまでの10000回の対戦全てで猪突猛進しか出来なかったのかと思うともうちょっと頑張れという気はする。
主人公は押さえ込みさえすれば勝ちなのでまだ絶望感は無い。能力の効果範囲がいまいちはっきりしてないのが問題ではある。物質の構成要素の同一性が境界判定に用いられているんだろうか。インデックスの体に触っても喉の奥には触ってない判定だったり、電撃を右腕含む全身に浴びても無効化できなかったり、何が境界となっているのかさっぱり。
最後の爆発は流石に生き残れる要因が無いと思う。
どうもツッコミどころを探すだけになってるなー。でも能力バトルとして見るには薄いし、中二にも慣れがが来てるので、それ以外の楽しみ方が分からない現状。
- 2009/01/04(日) 23:59:34|
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