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ジャンプSQ4月号感想

一度書くとまた次も書きたくなりかねないという自分への首締め。ちょう遅筆なのに…。いや今回限りだよきっと。
今月というか全体的な感想のウェイト大きめ。

新テニスの王子様(許斐剛)

すごく好きだけれど実は前半の方を読んだこと無い上に、完全に私の読解レベルを越えた展開しか存在しないので、実際のところ私に語る資格は無いと思う。まあでも書く。

「中学生が50人…」という台詞を見た瞬間、50人もの罪の無い中学生が尊い命を落としてしまったのか…一体どんな悍ましい殺人テニスの使い手が現れたんだろう、と思った。誇張でも何でもなく本気で思った。しかしこんな意味深な台詞をページ跨ぎで書いている時点で、その程度の想像が喚起されることは意図されていても不思議ではない。それ程にテニプリは可能性無限大の強大なポテンシャルを有している。実際は高校生選抜250人に中学生が50人追加されるという意味だったんだけど、もうページ捲るの怖い。
そして缶倒しを通じての青学メンバーの圧倒的実力描写(と地味に外してる海堂描写)を経て、突然のテニスボール250個落として拾えなかった奴は帰れというウルトラクイズ的展開。どう考えてもテニスの実力関係ないと思うけど、そんなことは些細な問題で、主催者が楽しければそれで良いんだろう。
めいめいの狂気的特殊能力でボールを捕りにいく中学テニス勢。金太郎とか跡部とかの無駄な努力からすると、もう高校生の為のボールが殆ど残っていない気がする。中学でもこんな化け物が揃っているなら、高校テニス界には一体どんな魑魅魍魎が跋扈しているのかと恐怖して然るべきだが、実はこいつらが異常過ぎただけなのか。
いや、既存のキャラを立てるにしても、実際問題高校生をそんなに簡単に噛ませ犬扱いして大丈夫なのだろうか。まあそんな展開の心配なんてするだけ無駄なんだろうな、うん。

機巧童子ULTIMO(武井宏之/スタン・リー)

私にとって最も不可解な10週打切りはユンボルなので、これも嬉しい新連載の一つで、実際とても楽しんで読んだ。そして2話読み終わってから原作者が別にいることに気付いた。しかもスタン・リーとは、スパイダーマンにX-MENにハルクにファンタスティックフォーの原作者らしい。私はアメコミには暗いので良くは知らないが、とんでもない大御所なんて騒ぎじゃないんじゃないか。SQにはそんなところから引っ張れる力さえあるのか。普通に武井先生が書いてもおかしくない感じの話だから全然気付かなかったよ。

内容としては、正義と悪はどちらが強いのかというドストレートに普遍的なテーマながらも、それを二体の人形として具象化し、本気で斬り込んで行く姿勢は、逆に挑戦的で面白い。
また、時代劇かと思いきや突然の現代への時間軸移動、登場から間もないにも拘らず重要キャラの死亡ともとれる描写と、展開もダイナミックで飽きさせない。
主人公の無鉄砲さも天晴れで良いキャラだし、1コマしか出てないヒロインも可愛いと思う。
今のところ特に不安要素もなし、今後も期待。

血界戦線-魔封街結社-(内藤泰弘)

TRIGUN好きだ。これも良い短期集中連載。
1ナノ秒で大殺戮という常識を何段階か超越した強さのスケールなど、節々に中二病的な様相を呈しながらも、巧みな世界と人物の描写により、陳腐さを感じさせない。
そして、どうしようもない危機的状況に瀕しているにも拘らず、キャラクター達は敵味方とも、シリアスな中にもどこか呑気さが漂っており、飽く迄も日常を謳歌しているかのような、そんな楽しげな雰囲気がある。見事な内藤節の炸裂。特にあれだけ大騒ぎしてのオチが蚤をぷちっと潰して終わりという点でそれが如実。みんなバカ過ぎて素敵だ。

エンバーミング-THE ANOTHER TALE OF FRANKENSTEIN-(和月伸宏)

武装錬金も好きだ。
ただこれは…。丁寧に描こうとしている感は伺えるが、如何せんやってること地味な回が多すぎて煮え切らないという印象が強い。もうちょっと能力バトル漫画であることを生かして画で魅せていく感じが欲しい。かなり長期的な視点があるのかなー。ジョン=ドゥまで出てくればもう少し良くなるかも知れない。

どうでもいいけど、ヒューリーとピーベリーって字面が似過ぎていて瞬時に区別出来ないから、無意味に読者に負担を強いている気がする。対して、女性らしさが溢れたエーデルという名前と、英国伯爵って雰囲気のワイスという苗字が合わさってエーデルワイスになるというのはセンスフルと思う。

そのエーデルが序盤にして死んだことにあまり意義が感じられなかったので、関係キャラから彼女に纏わるエピソードを補強していけそうな今月の展開はまずまず。

ギャグマンガ日和(増田こうすけ)

月ジャン生き残り組の中で唯一読んでた。抜群の安定感。
今月は子供避けを目的として真っ赤に塗装した剣山を設置するのが脈絡皆無過ぎてすごい面白い。

魔法の料理 かおすキッチン(服部昇大)

なんで読んでるのかよく分からないが、まあ軽く読めるし悪くない。
往年の少女漫画を作者の奇妙なセンスで表現するというある意味メタギャグ。
だが基本的にはビーフネスさん萌え漫画で間違いない。

まつりスペシャル(神尾葉子)

少女漫画を読む機会がさっぱり無いので、折角有名っぽい人が描いてるんだから触れておこうと思って読み始めたのだが…。現状批判目的でしか読めてない。
超絶イケメンがうんたらかんたらなテンプレとしか思えない物語基本構造に加えて、メインに据えたプロレスの描写にやる気が皆目感じられない。少女漫画をネタにする漫画と一緒に連載していて良いのか。

今月もプロレス描写に疑問。これも詳しい訳じゃないが、プロレスファンというものは八百長というか台本の存在は完全に承知した上で、プロレス観戦を楽しんでいると聞く。それは完全なるショービジネスと言うのも微妙に違う感覚らしい。だとすれば、八百長許せないみたいな主人公の物言いは、逆にプロレスラーやプロレスファンに対する冒涜に当たるのではないかと思う。
それに何故客の8割がが常勝無敗の人の方でなくよく知らない女子高生に賭けてるのか全く理解出来ないが、とりあえずお金貸したのに返してもらえないから仕方なく試合依頼したのに甚大な被害被ることになった借金取りの人達可哀想。
これSQの女性人気に貢献してるんだろうか…。



読んでるのはここまで。
あとは、
続投なので入り辛かったCLAYMORE・ロザリオとバンパイア・テガミバチ。
期待していたけどかず先生の悪い部分が出過ぎている感じがして2,3回しか読めなかったLuck Stealer。
面白いけど普通に小説の方を読めば良いんじゃね?と思った屍鬼。
人気あるっぽいしプッシュされてるし客観的には面白いと思うけど若干ノリについていけない感じの貧乏神が!。
とかそんな感じ。残りは知らない。

そして何よりも読み切りのクオリティが平均して高いし、良い雑誌だなーSQ。
  1. 2009/03/05(木) 18:48:55|
  2. その他漫画
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

>1ナノ秒で大殺戮という
光速の斬撃で戦闘と最初から随分とばしてますね血界
トライガンも中盤からインフレして超音速どこではない戦闘してましたし
でもどれだけインフレしてもトライガンも血界も
ドタバタでハチャメチャな日常のような作風は変わらなく楽しいです
  1. 2010/02/25(木) 03:11:20 |
  2. URL |
  3.   #lWu9VFA6
  4. [ 編集]

>>さん

これもう1年前か……。
  1. 2010/03/03(水) 05:50:06 |
  2. URL |
  3. 仮称 #-
  4. [ 編集]

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