最初はもうどうしようもなく出オチ臭が漂っているというか、タイトルと動画説明辺りでもうオチてるんじゃないかと思えてならなかった。
でも見たら意外と興味深い部分が多かった。
ミリしらにおいて知ってるのに知らない振りをするという行為は、最初に思いついた言葉を飲み込んだ上で、それを避けた発想で台詞を当てる事を意味すると思われる。この場合アフレコに一つ余計なステップが増えてしまい、その浪費時間分だけ展開を萎縮させる枷にしかならない。この動画は「知ってるだろ」「知ってたら出来ねえよ」という不毛な論争に対する答えのような気がする。とっくにこれは解決してるのか最近そんな人見ないけど。
ともかく、純粋にストーリーを見る限りは劣化忍☆忍に過ぎないわけだが、知らない振りをしていることをこちらが認識することで、更に上のメタレベルから動画を見ることが出来、そこに新たな付加価値が生まれる。
要はピカチュウが喋る直前に生まれる”間”の中に含まれるにこさんの葛藤を想像しながら見ると楽しい。
迷ったのは米付け。4月1日付けで米するなら乗るべきだろうと思った。問題はどういう形で乗れば面白くなるのか…。
一つ、忍☆忍1ミリの米を改変コピペしてそれっぽい雰囲気を作るというのを考えた。でも1日中に都合500米も書き込むのは労力的にも時間的にも不可能っぽかったので諦めた。というかこれ単に「いけてAGまでだろうなww」って言いたかっただけだ。
結局2日以降にエイプリルフールの外の視点に立つ形に妥協する。
細々とした部分について
・開始3分にして諦観
一番面白いところ。そりゃオリジナル口上とか思いつかないわ。
完璧に暗唱してるっぽい辺りに愛を感じる。
と思ったけど、私も無印のなら案外覚えてた。何十回と聞かされると自然に身に付いてしまうものなんだなー。
・鳴き声脊髄反射
人間がどんな事を喋るのかはある程度考えなければ分からないが、単純な鳴き声はすぐ想起されるので酷い事になっていた。とくに戦闘に入った後半15分辺りからは怒涛の本編鳴き声ラッシュ。
・名前
見終わってから気付いたけど、ムサシコジロウニャース以外誰一人として名前付いてない。
いや、猿とか蝙蝠とか鳥とかは名前なのか。
・全然アフレコ内容と関係ないけど
マンムーvsボスゴドラってボスゴドラに勝ち目無くないか…。種族値130のタイプ一致4倍弱点じしんはどう考えても確1だ。というかボスゴドラはどう使って良いのかすら分からない。
割とマンムーは優秀だったから育ててた。300匹ぐらい産んで
H:28 A:31B:30 C:28 D:30 S:14 ゆきがくれ いじっぱり 物攻252 物防16 特防240 じしん、こおりのつぶて、ゆきなだれ、のろい
だった。たぶんガブリアスを恐れていたんだと思う。大概の場合礫で先制確1は素晴らしい。防御系はHPに振るより硬くなるので特殊寄りで、フーディンのきあいだま2確調整。物理は積みでカバーする感じ。積む暇あるのか知らんけど。
…うん、何が言いたいかと言うと、ゲームのデータばかりが先行して、ポケモンを純粋な目で見るのが無理っぽいんだ。無印を見てるときも似たような事を考えてた気がする。イワークに電気技とかどう頑張ってもダメージ0だろ、とかさ。
ネタバレ全開可の感想って気遣わなくて良くて楽だ。
まあそんなこんなで、どんな作品も受け手の楽しみ方次第なんだなーということを再確認。
- 2009/04/05(日) 02:18:21|
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