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おとといぐらいのどうでもいい日記

単行本1冊でAmazonの送料無料に出来てしまうとか、あんまりにもあんまりなので大概立ち読みで済ましてる。立ち読みというか、わざわざ椅子を用意してくれているので座り読み。

私は今まで、本の実体は中身の情報にあるから、吟味を超えて全内容を把握しようとする行為は、軽度のスピード違反同様、実際には法に触れるものの、止むを得ず取り締まっていないに過ぎない犯罪であって、すると椅子の設置は犯罪幇助なのではないかと思っていた。
が、どうも違うらしい。
現行法では窃盗罪の対象は電気窃盗を除いて(※)有体物に限り、情報の窃盗を処罰した判例は無いのだとか。

犯罪でないとは言え、やはり著作権者の飯の食い上げには違いなく、モラル的な問題から気は咎めるんだけど、私は典型的な日本人なので右に倣えで赤信号を皆で渡るし、典型的なカイジの鉄骨渡りをしてるモブなので「ごめんッ……」と言いながら前の人を突き落とすよ。つまり気が咎めながらも、現実問題金は湯水のようにあるわけでは無いので、出来るだけ安く済むように動く。

作者に金が入るかどうかを全ての判断基準にしたら、古本を買うことすら許されなくなるわけで、その辺は曖昧なままにせざるを得ない。
そしてそんな目に見えない金の流れよりも、楽しむ為という観点において重要なのは、作品に対して自分が思う適正な対価を支払う事によって、それだけの価値を主観的にそこに作り出す事だと思う。不思議と気の持ちようだけで全然捉え方が変わってくるもんだ。



それはいいとして、前述通り座り読みしてたんだ。椅子の幅は1メートル強と言ったところで、本来3人掛けだろうが、気の置けない仲ならいざ知らず、見知らぬ人と肩をすり合わせて座ろうなんて人はまず居ないので、実質2人掛けだ。
大体いつも椅子は満席で、その時も当然隣の椅子には2人座ってる人が居たんだけど、暫く本読んでると、そちらの方が騒がしくなり始めた。いつの間にやら店員まで寄って来て、物々しい雰囲気すら醸し出している。どうも30ぐらいの女と50ぐらいのおばさんが揉めてるらしい。
私は典型的な事勿れ主義なので、関わり合いになりたくないと思って、一瞥した後はひたすら本に集中する事にした。

無視し続けて数分は経ったか、それでもやはり気にはなってしまうもので、ふと3人の方を見遣る。
店員はこれ以上無いぐらいの満面の苦笑いを浮かべていた。そして「なら別の椅子移ればいいじゃんwww(意訳)」とか言ってた。恐らく不満を申し出た側と思われる女は渋々といった様子で、私から見ておばさんと反対側の席へと移動した。
これでやっと全てが丸く収まったかと思ったがしかし、女は雑誌を持って座ったにも拘らず、数秒で立ち上がっておばさんに歩み寄り、一言
「下品やねん!」
と罵倒してそのままどこかへ去っていった。おばさんはそれに対してピクリとも動かず、勝ち誇ったような表情で悠然と雑誌を読み続けていた。

まあそれだけなんだけど、もしかすると私は捨て台詞というものを現実世界で初めて聞いたかもしれない。
本読むための椅子の上でどんなトラブル起こせるのか、何の干渉の必要も無い相手に対してどうやってそこまで怒りを覚える事が出来るのか、私の貧困な想像力では全く及びもつかず、ちょっと気になるところ。
ちゃんと耳を傾けておくべきだったと今にして思う。勿体ない勿体ない。


(※ 電気って無体物なんだね。電子という実体を持ってるんだから有体に含めてしまえばこんな言い方しないで済むのに)
  1. 2009/06/03(水) 09:02:07|
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コメント

マジで!!??
  1. 2009/06/04(木) 21:51:57 |
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