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空腹は最高の調味料

今週までANIMAXで平日にカウボーイビバップやってたので欠かさず見てました。中学のときに深夜放送してるので見て以来、通して見るのはかれこれ3、4回目ぐらいになるんですが、何の問題も無く楽しめました。10年前のアニメだというのに全く色褪せないのです。あらゆる点において完璧なアニメだと思います。

脚本:SF的世界観と個性的キャラクターによって織り成される物語は、基本一話完結の全26話の中に一切捨て話など無い。カウボーイ・ファンクなどの笑いもあれば、スピーク・ライク・ア・チャイルドのような涙もあるが、全篇通してとにかく格好良い、格好良過ぎる。
作画:宇宙空間を自由自在に動き回る戦闘機銃撃戦は圧巻。アクション的な見所が満載なのは道化師の鎮魂歌。
声優:山寺宏一・石塚運昇・林原めぐみ…と一切隙の無いキャスト。多田葵はリアルな子女の表現。そして今やあまり見られなくなってしまった若本規夫の純粋に渋く格好良い演技。ギアスのシャルルやギルティのジョニーなどのネタ臭いものとは全く違う。どうでもいい役が藤原啓治だったりするのも面白い。
音楽:管野よう子。OPのTank!を初めとしてここぞというときに掛かるサウンドは熱く、心に残るものが多い。私は基本的に音楽には全然興味ない人間なのにこう思わせるということは相当だと思う。というかビバップ以降アニメで良い曲だなーと思った曲はまず間違いなく管野よう子だよ。
演出:ときに芸術性すら感じさせる。闇夜のヘヴィ・ロックのラストとか。

全話感想とかするとまた疲れるので、印象に残ってるシーンをいくつか。
session24:ハード・ラック・ウーマン
エドとアインとフェイが一気に離脱(フェイは一時的)してまこと広うなり申したビバップ号船内で、ひたすらエド父に貰った大量のゆで卵をやけ食いするシーン。喪失感の表現に台詞を一言も割かないという点がハードボイルドにも程がある。ゆで卵だけに。
session26:ザ・リアル・フォーク・ブルース(後編)
冒頭でも出てきたジェット特製の青椒肉絲を食べながら、この記事のタイトルの名言に続いての、スパイクとジェットの最後の会話。スパイク自身の人生への重ね合わせのような「百万回生きたねこ」の話を一頻りして共感を誘った後に、これを否定してその理由を「俺は猫が嫌いだ」とするスパイク。これは、野良犬のストラット辺りから獣嫌いを主張していることが前提になっているのですが、前編で「キリマンジャロの雪」が嫌いな理由を真面目に語ったジェットに対して、真情を語らないスパイクの自由奔放にして泰然自若な質が凝縮されたような一言だと思う。
その直後の普段しない身の上話に困惑するフェイも悲痛。


というわけでここに出てくる料理を作ってみた。これやるために無理矢理感想書いたわけじゃないんだからね!
まず青椒肉絲の肉抜き。ラストで喰ってたのが肉抜きだったのかどうかは良く分からなかったけど。
せめて赤ピーマンも使わないと彩り的にも味気なくて仕方ない。
チンジャオロースー
当然丸一日ほど何も食べずに過ごして飢えに飢えた状態で食べます。そうするとあら不思議、これだけのためにオイスターソース買うのもなーという妥協も全く気にならなくぐらいおいしい!さすが空腹は最高のスパイス。

次にゆで卵をとりあえず10個。そんなに卵のストックが無かったのでわざわざ1パック218円もする超高級卵を買ってきた。なんてぜいたく。
ハードボイルド
これはビバップが終わってしまった悲しみでも噛み締めつつ、1個3秒ぐらいを目標にものすごい勢いで食べます。
途中喉に詰まりまくるし、7個ぐらいで嫌気が差してきました。高いのと安いのの違いなんて全く分かんない。でも食べる!ぱくぱく!


なんだろうこの充実感。
フィギュア買うとかコスプレするとかいう行為はこういう情動によるのかなあ。要は2次元の事象を3次元に落とし込むことによって、その間にある壁を少しでも取り払おうとする気持ち。

それにしてもこんなことで幸せな気持ちになれるなんて私は簡単な人間で良いなー。
でもちょっとおなかいたい…。
  1. 2008/10/10(金) 04:33:27|
  2. その他アニメ
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