流石に1年近く経てば興味も失せるだろうと思ったら全然そんな事は無かった。
やっぱり良い!
以下メモ程度に気持ち悪い事をつらつら。
本編以前書いたから簡易。
細かい粗の部分に目を瞑れば、今の原作よりよっぽどBLEACHらしく、BLEACHの映画化としては最高の出来なんじゃないかと思う。
一護が主人公でルキアがヒロインという当たり前のようで珍しいポジショニングが出来ているだけでも大体満足なのに、一護とルキアの特殊な関係性と距離感というものを非常に良く理解した上で作られている事が感じられ、その上で各死神の活躍とか作画クオリティとかお約束的課題をこなしている。
10ヶ月前より明らかに私の目を瞑る能力が向上してるのは信者だから仕方ない。
BLEACHのテーマの一つに「家族」があって、初期やSS編終盤あたりは一護の家族・ルキアの家族を通してそれが描かれているんだけど、今回「原点回帰」するに当たって、原作回想や逆死神能力譲渡だけでなく、オリジナルエピソードのルキアと姉弟の間の絆という形でも、その表現が為されている。ルキアの家族に対する憧憬と、この映画の結末を知った上で見ると、姉弟関連のシーンは映画館で見た時よりも涙腺が緩んだ。
逆死神能力譲渡直後のやり取りは、お互いの死すら覚悟しての行動に対して、すごくあっさりしてるんだけど、やっぱりギリギリの距離感が神懸っている。
抱き止め:ここにコミックス5巻のポエムを当て嵌めた人天才。師匠に対するイジメの如く、アニメ中随所にオサレポエム挿入して押してるアニスタなら意識してる可能性はある。
頭撫で:さり気なさ過ぎて劇場ではスルーしてたけどスロー再生したらすごい。優しげ。
「よう」:双殛の時と言い、一護はかっこつけたがりだよなー。
「行ってやれよ」:ルキアも一護に対して色々言いたい事はあったんだろうけど、今は姉弟の事が大事という複雑な心境の上にある懇願するような眼差しが切ない。それでいて優先順位程度でどうにかなるものじゃない信頼の深さも感じる。
その他
・一護必死だな。
・一護ルキアに忘れられただけでショック受けすぎだろ。
・一護はルギャアルギャアうるせーよ。お前はルキア村の住民か。何その村住みたい。
・衆人環視の中「俺とルキアは繋がってるんだ!」ってそんな連呼されたらこっちが恥ずかしくなるわ。エロい意味じゃなく。
・実際運命の赤いゲゲゲの鬼太郎に出てくる布みたいな奴で繋がってる。
アナザーエンディング素晴らしく日常。確かに家族を喪って普段見せない感情の吐露を見せたルキアを考えると、数分後に既にSMコンビに戻ってるのは違和感あるのかもしれない。
一護さっき先帰るぜって言ったくせに、結局日が暮れるまで待ってたんかい。どんだけ一緒に帰りたいの。そもそもルキアが現世帰る必要は無いのになんてナチュラルな描写……。
あとさり気なくラヴリーレターをコンから奪い取って宝物にしようとしてる一護は抜け目無い。
オーディオコメンタリー拍手とかの練習風景までDVDに収録する意味が分からない。何の為の練習だ。
本編丸々もう一度見る羽目になった上に、更に質問回答なんかもあって、長過ぎまとめられない。メモ取っとけばよかったかな。
とりあえずネタバレ見過ぎたせいか、そんなに衝撃を受けるような発言は無かった。むしろ森田さんは監督とプロデューサーの手前、過剰な一護ルキア語りを自重しているような。
森田「一護とルキアの関係は恋人でもないし、友達でもないし……」
萩野P「仲間だ」
森田「……そう仲間と言うのが一番しっくり来る」
ほんとは「一護とルキアの関係は『一護とルキアの関係』という言葉でしか表せない」とか言いたかったんだろ!
予告映像本編流用とか映画映像だけじゃなく、予告の為だけに新作アニメも作ってたのか。
冷ややかな目でコンを踏みつけるルキアが良かった。
ロングライナーノーツ・寝そべりルキア
師匠絵艶っぽい。どういう状況だよ。
・暗号文
間違ってるとか気付かなかった。そういうおっちょこちょいなところも可愛いって事で良いじゃない。
・暗号文2
くコちきンコルコキアンさんに仲間認定してもらえた!すごい!嬉しい!
間違い2箇所の一つは「たのンしで」として、もう一つは
「げコキンじょうンばん」 「き」がカタカナになってるのは間違いだかどうだか。
「こコれでン」 平仮名の「こ」は読んでカタカナの「コ」は読まないってのは、原作の「たぬき」の時、「わたし」を読ませる為に「私」と書いたのと同様のテクニックで間違いじゃないような。
微妙。
・緋真日記
「白哉様」しか解読出来ない。達筆ってレベルじゃない。
どう考えても特典に3000円以上の価値があるとは思えないけど、全然後悔してないのが怖い。
さあまた本編無限リピートする作業に戻るか……。
- 2009/10/04(日) 19:00:04|
- アニメBLEACH
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