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小説

買うペースに対して読むペースが遅すぎて積読がエラい事に。実際に積んでみたら私の身長の半分ぐらいあった。
大体全部で15000ページぐらいあるとして、分速2ページで読んで7500分=125時間=5日ちょい。
1週間かからないなんて、意外と少ないな!

……もうちょっとペース上げよう。


最近読んだ気がするような小説の一言感想。
50音順。

悪魔の飽食(森村誠一)
よく考えずに買ったら小説じゃなかった。日本軍がいかに恐ろしい人体実験を行い、そしてそれを隠蔽してきたかみたいなお話を延々。
我々は法治国家に生きる事でモラルを刷り込まれてるから、こういった行為はいかにも非人道的だなあと思えるけれど、ひとたび対象が人間以外の何か(この場合は丸太)と思えば、まさしく人を人とも思わない行為も容易く行えるという事だろうか。確かに、牛の屠殺を直接目にすれば残酷だと思いつつ魚なら平気で捌ける、という一般的な日本人の感覚は、外国人から見て異様に映ったりするらしいし、所詮認識の問題に過ぎないんだろう。


エル 全日本ジャンケントーナメント(清涼院流水)
私は基本的に後半の記述が前半の物語の意味を覆すお話、平たく言えば大どんでん返しって手法が大好きなんだ。この作品はその典型みたいな話だからやはり好き。
そして一番面白かったのは、同じジャンケンをテーマにした作品のカイジに完敗して挫折したってエピソード。うん、限定ジャンケン面白いよね。


彩紋家事件(清涼院流水)
guu.jpg
厳密には偶然違うけど、流石に「???」ってなった。上巻ラストの怒涛の登場人物紹介についていく為に必死で家系図描いた私の努力は何だったのかと。もう面倒だから関係者全員とっつかまえておけば解決不可能でもないんじゃないかと。
しかし肝心の彩紋家殺人事件に関する記述は全900ページ中たった9ページという構成には度肝を抜かれた。このギミックは予想外。
前置きの約900ページも、「奇術師は奇術師以外には決して記述の種を明かしてはならない」と言いつつ、流水自身がこの作品を通して奇術の種をこれでもかというぐらい明かしてるから興味深いよ。これには恐らく人類皆奇術師であれという願いが込められている。のか?


19ボックス 新みすてり創世記(清涼院流水)
一体どんな頭の構造してたらこんなものが書けるんだろうと思った。自分で書いた文を読者が初めて読んだ時に抱く印象なんて、客観的に把握するのは難しいと思うんだけど、そこを操作してエンターテイメントの形に持って行くんだから恐ろしいよ。そろそろ薀蓄の連発で読むのに疲れてるだろう、とかいう風に読者の感覚をやけに的確に指摘してくるのにいつも感心する。
あとは「犯人=読者」なんて馬鹿げた発想が登場してたのがなんか嬉しかった。


十角館の殺人(綾辻行人)
忘れた。名前が重要なんだろうなという気はしてた。推理はしてない。


たったひとつの冴えたやり方(ジェイムズ・ディプトリー・ジュニア)
エウレカの影響で。これは訳者のタイトル付けセンス勝ちだなー。原題に本文中の訳用いたら「星溝」にしかならないし。
結局やり方ってのは脳寄生生物ごと太陽に突っ込む少女の自己犠牲精神か。と書くとありがちに聞こえるけど寄生は脳を傷付ける事無く分子原子間で行われて、終始友好的関係を保っていた所がユニークか。分子間生物なんて物理的に存在し得るのか知らない。


Wドライヴ 院(清涼院流水)
深い意味も無く文の文字数を揃えるテクニックを初めて見た本。京極の文がページを跨がないってのも大概病的だけど、これはそんなの比じゃないぐらいキチガイ染みてる。
19ボックスの再構成である事を思うと、ちょっとあっさりし過ぎて勿体ないかな。


トップラン(清涼院流水)
序盤から中盤の謎のばら撒き方が巧みでぐいぐい引き込まれる。
特に第4話の常時相手の一手先読み合戦のクイズ対決は熱い。そしてパパさんが異常に頼もしい。アカギとかアキヤマとか貘とかともそこそこ渡り合えそうなキャラだ。
ラストで結局歴史オチに落ち着くのは如何ともし難い。M市とかT川とかをほんとにえむしてぃーがわって発音してたらしいのはお約束を逆手に取ってるみたいで面白いけど。


匣の中の失楽(竹本健治)
クソ面白かった。こんなのが私の産まれるずっと前に書かれてたのは驚きだ。今のところ私の中ではジョーカーと並んでトップ。
奇数章と偶数章のどちらが現実でどちらが作中作なのか、どちらとも取れるし、読者としては別にどっちでもいいと思う、という点に登場人物が言及しまくるのに笑う。
あまりにも複雑かつ解釈可能性が多過ぎてもう誰が犯人だとか、真の解決だとか、そんなことはどうでもよくなる現象がここでも発生してた。


秘密室ボン(清涼院流水)
とりあえず前書きに忠実な読み方をしたら、急いで読む→時間までしばらく待つの繰り返しになって、全然集中出来ず困った。寝る直前だからすっごい眠いし。
メフィスト翔ってネーミングが馬鹿馬鹿しくていいよね。


夜は短し歩けよ乙女(森見登美彦)
一時期方々で絶賛されてた気がする。独特の言い回しや文体が小気味良くて面白い。
しかし、そもそも私は恋愛妄想好きでありながら恋愛をメインテーマに据えた作品はあんまり好きになれない人だから、あんまり内容は受け入れられない。萌えを押し付けられると萎えるというか。
まあ思考が古風なのは昭和だからかなーと思ってたら、終盤で携帯電話でてきて驚いたんだけど、これは表紙と文体を用いた叙述トリックだったんだろうか。むしろその辺りをぼかす事で世界をファンタジックにしてる感じなのかな。
ちなみに「辛い」と思えるような辛さは辛い内に入らないからまだまだ大丈夫。


ラッシュライフ(伊坂幸太郎)
忘れた。映像化したら映えそうなエンターテイメントがいっぱい詰まってた、まさに娯楽小説的な群像劇。


流星ワゴン(重松清)
忘れた。お父さんなら心に沁みそうなお話。



もうちょっとあった気はする。
一冊ずつ書こうとすると気が滅入るけど、これぐらいのメモ程度なら楽だから続けようかな。

その前に今は攻殻機動隊を消化中……。士郎ポエムわけわからん。
  1. 2010/01/19(火) 07:00:12|
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  4. | コメント:2
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コメント

素晴らしい清涼院充っぷりですね!
清涼院に関しては色々と書くのに綾辻を一行で済ませるあたりなんてすばらしい!
「今のところ私の中ではジョーカーと並んでトップ。」なんて言い回しにも感激しました!
  1. 2010/01/19(火) 08:05:37 |
  2. URL |
  3. (ry #-
  4. [ 編集]

>(ryさん

だってハマってしまったんだもの!
十角館は面白かったけどミステリの枠に収まってるので特に言う事がないのです。
もっと変な本が読みたいです。
  1. 2010/01/19(火) 22:14:18 |
  2. URL |
  3. 仮称 #-
  4. [ 編集]

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